『ウォーキング・デッド』でマギーを演じるローレン・コーハンが、キャリアのなかで最も厳しかった撮影を明かした。それはやはり、ファンも予想したあのシーン…。(フロントロウ編集部)

マギーが帰ってきた『TWD』

 2010年から長きにわたって人気を誇るドラマ『ウォーキング・デッド』は、最終章シーズン11のクライマックスに向けてさらに盛り上がりを見せている。シーズン10の最終回では囁く者たちとの大きな戦いが描かれ、シーズン10のボーナスエピソードでは各キャラクターたちに迫り、そしてシーズン11に繋がっていく。

 ボーナスエピソードは現在撮影が行なわれている最中だけれど、先日ついに、キャストたちが台本の読み合わせをする映像が公開された。そこで、ついにニーガンとマギーがふたたび対面した…。

『TWD』史に残る残忍なシーン

 ウォーカーがはびこる世界で生き残ったグループの1つである、救世主のリーダーのニーガンは今でこそ子供たちと絆を育み、だんだんと良いヤツなような雰囲気が出てきているけれど、『ウォーキング・デッド』史における最も残虐でファンが震えたシーンを生み出した張本人。野球のバットに有刺鉄線が巻かれた凶器に亡き妻の名前と同じルシールと名づけて相棒としていたニーガンは、シーズン7の初っ端エピソード1で、エイブラハムとグレンを殴り殺した。

 この回によって、視聴者の『ウォーキング・デッド』離れが懸念されたほどで、監督としてもシリーズに携わるエイブラハム役のマイケル・カドリッツも、「個人的には、あれは行き過ぎたといつも思ってるよ。あれはやりすぎだった。僕たちのどっちかは、もう少し長く生きるべきだった」と、一気にエイブラハムとグレンが突然殺されたことには思うところがあったと明かしている

マギー役のローレンにとっても苦しい撮影だった

 そしてそれは、スティーヴン・ユァン演じるグレンと結婚し、子供を妊娠していたマギーの目の前で起こった。頭部を破壊されたグレンは、マギーのほうを見て最後の言葉をかけた。さらにニーガンは、マギーの家も燃やしている。いくら演技といっても、苦しいシーンの撮影は俳優の負担にもなる。マギー役のローレン・コーハンは、このシーンこそがキャリアのなかで最も厳しい撮影だったと、英FOX TV UKで話した。

画像: ローレン・コーハンとスティーヴン・ユァン。

ローレン・コーハンとスティーヴン・ユァン。

「マギー、もしくは『ウォーキング・デッド』のローレンにとって最も厳しかったとか、最も感傷的だったというシーンを選ぶのは難しいけれど、それはグレンがニーガンに殺されたシーンかな。すべての側面で、身体的にも、完全に拘束されていたし、不可能な環境で、あれは私が俳優としてした最も厳しいことかもしれない」

 シーズン9で一旦卒業し、シーズン10の第16話で帰ってきたマギー。ドラマの中では6年の年月が経った。マギーは帰ってきた理由について、「ニーガンにこれ以上自分の頭の中を占められたくないから」だと話している。この因縁の2人がどうなるのか。さらなる名シーンが生まれそうな予感を、多くのファンが感じている。(フロントロウ編集部)

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