『エミリー、パリへ行く』シーズン2の制作が決定
2020年10月2日からNetflixで配信がスタートし、日本でも10月第2週のドラマ部門の週間ランキングで1位となった(※)リリー・コリンズ主演のオリジナルシリーズ『エミリー、パリへ行く』。続編の制作が待ち望まれていたなか、早くもシーズン2の制作が発表された。
※FlixPatrol調べ。
フランスのマーケティング会社「サヴォワール」にアメリカ人の視点を持ち込む任務を課せられる、シカゴ出身の主人公エミリーをリリー・コリンズが演じる本作は、1990年代に一世を風靡したドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』のクリエイターを務めたダレン・スターが、『SATC』でスタイリストを務めたデザイナーのパトリシア・フィールドと再びタッグを組んだことでも話題になった作品。エミリーが身を包む最先端のファッションや、パリジェンヌ風のオシャレなヘアメイクも人気を集めている。
SNSを通じてシーズン2の制作を発表
NetflixはSNSに投稿した動画でシーズン2の制作を発表。動画は、エミリーを演じるリリーや、エミリーと親しくなるシェフのガブリエルを演じるリュカ・ブラボー、エミリーの上司シルヴィーを演じるフィリピーヌ・ルロワ=ボリューらメインキャストが総出演するもので、フランス語で「2」を意味する「duex」を全員がつぶやくというものになっている。
また、フィリピーヌは、自身演じるシルヴィーが「サヴォワール」社を通じてリリー演じるエミリーに宛てて書いた手紙をSNSにアップして、シーズン2の制作を発表している。手紙は、エミリーに「残念ながらパリで勤務する期間の延長」を告げるという内容になっていて、フランス語をあまり話せないエミリーを皮肉りながら次のように記されている。
「エミリーのパリでの滞在期間を延長することで、彼女がすでに築いてきた関係性をさらに広げてくれること、私たちの文化をさらに掘り下げてくれること、いくつかの基本的なフランス語を理解してくれることを願っています」
米The Hollywood Reporterによれば、『エミリー、パリへ行く』のシーズン2は来春にフランスのパリで撮影が開始される見込みだという。
『エミリー、パリへ行く』はNetflixで配信がスタートするや否や、世界中で人気を集め、Netflixは視聴者数を発表していないものの、市場調査会社のニールセンによれば、公開初週だけでのべ6億7,600万分再生されたという。
本作制作陣はこれまでにもシーズン2の可能性について言及してきており、主演のエミリーを演じるリリー・コリンズは米Harper's BAZAARとのインタビューで「エミリーはこの経験を通じて何度も方向転換をし続けてきたから、これからは前に進んで、次に行く準備ができていると思う」と明言。
また、クリエイターを務めるダレン・スターは米E!Newsとのインタビューで、「エミリーは常にアメリカ人としての世の中の見方に試練を与えられているのです。もちろん、この先にもたくさんの人たちがいますし、行くべき場所はたくさんあります」と語り、さらなる展開が待ち受けていることを示唆していた。(フロントロウ編集部)