ヒュー・グラント、新型コロナに感染していた
映画『ノッティングヒルの恋人』や『アバウト・ア・ボーイ』、『ラブソングができるまで』などへの出演で知られるイギリス人俳優のヒュー・グラントが、新型コロナウイルスにかかっていたことを明かした。米トーク番組『The Late Show（原題）』にリモート出演したヒューは、先月に抗体検査を受けて抗体を持っていることが分かり、2月頃の体調不良は新型コロナウイルスにかかっていたものだと考えているという。
「ひどい汗という変な症状からそれは始まった。汗のポンチョみたいだったよ。本当に恥ずかしかった。その後目玉が3番に膨れ上がった感じになり、ハーヴェイ・ワインスタインくらい巨大な男が僕の胸の上に座っているかのような感覚があった」
2020年2月2日にBAFTAに出席したヒュー・グラントと妻のアナ・エリザベット・エーベルシュタイン。
欧米で新型コロナウイルスの脅威が認識され始めたのは、3月から。変な症状に苦しみながらも、2月だったこともあり、新型コロナウイルスの検査は受けなかったよう。しかしさらに別の、あの典型的な症状もあらわれたそうで、ヒューはパニックになったという。
「『これが何なのか分からない』って思っていて、そしてある日道を歩いていたら、『匂いが分からない』ってなったんだ。パニックになったよ。この時にはそれが（新型コロナウイルスの）症状だってみんなが話し始めていたからね。花を嗅いでみても、何も感じない。そうしていくうちにどんどん必死になって…、僕はゴミ箱を嗅ぎ始めた。知らない人の脇を嗅ぎたくもなったよ。自分が何の匂いも感じられないから。家に帰って、妻のシャネル N°5を顔に直接吹きかけた。匂いは分からなかったけど、目がやられたよ！（笑）」
最後にはジョークを飛ばし、現在は元気に過ごしている様子をみせたヒュー。そんな彼が住むイギリスは、11月5日よりふたたび4週間のロックダウンに入る。世界各国で新型コロナウイルスの脅威はまだまだ続いており、気が緩められない。（フロントロウ編集部）
