アイシャドウの“中間色”とは?
アイシャドウの中間色とは、3~4色あるアイシャドウパレットのなかで、中間くらいの濃さをもつアイシャドウのことで、ミディアムカラーと呼ばれることもある。
一般的には、アイシャドウの定番な塗り方であるグラデーションをつくるときに、アイシャドウの色と色の境界部分をぼかすときに使用されることが多い。
どんなアイメイクにも中間色は必要?
メイクアップアーティストのハンナ・ハッチャーいわく、どのアイメイクにも必ず中間色が必要であるとは限らないという。

一方で、ハンナは「でも中間色があったほうが、メイクの効率が楽になるのは確かね」とも米Makeup.comでコメント。
その理由について、ハンナは「自然なグラデーションをつくるときに中間色があると、単純にブレンドがしやすくなるの。メイクの時間も短縮されるはずよ」と話し、単色アイシャドウでアイメイクするとき以外は活用したほうがいいとアドバイスした。
中間色の正しい活用方法
フレデリックによると、アイシャドウの中間色を塗るときは、なるべく柔らかくてふわふわしたアイシャドウブラシを使うのがオススメ。硬いブラシやチップを使うと、アイシャドウが濃くなりすぎてしまい、色をぼかすどころか、かえって境界線を目立たせてしまうことがあるからだという。

また、横グラデーションをつくる際は、中間色はまぶたの“中間”から塗り始めるのではなく、締め色(最も濃い色)の“上”に重ねるように目のキワから塗るのがコツ。こうすることで、より自然なグラデーションに仕上がるとフレデリックは言う。
中間色のよくある間違いって?
プロによると、中間色を活用する際に最もよくある間違いは、アイホール全体に中間色をのせてから締め色を塗ること。フレデリックは「これをやってしまうと、せっかくの締め色が明るくなってしまうし、まぶたが(粉っぽくなって)後からのせるアイシャドウが崩れやすくなる」と忠告。

そのため、フレデリックは「アイメイクをするときは、必ずアイプライマーで下準備して、締め色から始めるのが鉄則。中間色は色の境界線をぼかしたいときにだけ、少しずつ塗り重ねるのがいいよ」と話している。
美しいグラデーションメイクに仕上げるのに欠かせない「中間色」。ほんの少し塗り方を工夫するだけで、グッとあか抜けたメイクに仕上がるので、ぜひプロの意見を参考にしてみて。(フロントロウ編集部)