史上初めて「サンタさんのいないクリスマス」に
「クリスマスの聖地」として知られ、名作クリスマス映画『34丁目の奇跡』の舞台にもなったニューヨークの老舗百貨店Macy's(メイシーズ)では、1861年以来、毎年ホリデーシーズンになるとサンタさんと直接会って話をすることができる「Macy's Santaland(メイシーズ・サンタランド)」を開設している。
しかし、今年は新型コロナウイルスが世界的に流行している影響で、159年の歴史で初めて「サンタさんのいないクリスマス」を迎えることがわかった。Macy'sはプレスリリースで、「子供たちとその家族にメイシーズ・サンタランドを訪れるという魔法のような体験を実現するために、今年はバーチャル環境に移行します」と発表。サンタさんと子供たちの安全を守るため、リモートでの開催となることを明かした。
残念ながら、例年のように、Macy'sの店舗で開催されているクリスマスイベントにサンタさんがやって来ることはないものの、“バーチャル・サンタランド”では、サンタの村やプレゼントを準備する作業場を通り抜けるとエルフが出迎えてくれ、村や作業場の案内をしてくれたり、一緒にゲームをしたりして遊ぶことができるそう。
また、サンタさんとのミート&グリートでは、実際のサンタランドでも定番の記念撮影のほかに、サンタさんに欲しいものを伝えるためのウィッシュリストを共有することもできるといい、たとえバーチャルであっても、子供たちにとって忘れられないひと時となることは間違いない。
ちなみに、Macy'sにはサンタさんは来ないが、アメリカ国内にあるほかのデパートやショッピングモールのなかには、コロナ禍でもサンタさんが来る場所があるという。(フロントロウ編集部)