ソロとしての活動をスタートさせたノーマニ
ノーマニことノーマニ・コーディは2012年7月、アメリカ版のオーディション番組『Xファクター』にソロで出場していたアリー・ブルック、ダイナ・ジェーン、ロウレン・ハウレギ、カミラ・カベロと共に5人でフィフス・ハーモニーを結成。
彼女らは人気を博しながらも、2016年12月にカミラがグループから電撃脱退。その後、グループとしても活動休止を発表し、現在はそれぞれがソロとして活動している。
ノーマニは2018年から本格的にソロとしての活動をスタートさせ、これまでにカリードとの「Love Lies」や、サム・スミスとの「Dancing with a Stranger」などのヒットシングルをリリース。今年に入ってからは、メーガン・ジー・スタリオンとのコラボとなる「Diamonds」をリリースしている。
ノーマニがグループ活動中の心境を告白
今回、ノーマニが米Women's Healthのインタビューに登場。グループとして活動していた時の心境や、ソロとして活動をスタートさせた時に得られた解放感などについて語った。
フィフス・ハーモニーに在籍している唯一の黒人メンバーとして、ノーマニはグループとして活動していた当時は“注目されていなかった”ように感じていたそう。「自分についての認識が変わることになりました」とノーマニは当時の心境について語っている。
「露骨な扱いを受けたり、自分が『他者』のように感じたり、若い時期に(メンバーと)比較される声を耳にしたりしたことで、自信が失われることになりました。長い間、私は自分のことを信じることができませんでした。その機会が与えられていないように感じていたのです」と続けて語り、グループ唯一の黒人メンバーとして、他のメンバーと同様の機会を与えられていないように感じていたことを告白した。
「『ブラックさは足りてる? ポップさは足りている?』といった項目にチェックを入れていくような気分で、ずっとストレスが溜まっていました」とノーマニはグループとしての活動について振り返っている。
彼女が自信をつけられるようになったのはソロに転向してからだったといい、「“ノーマニ”としての心持ちでスタジオに入ってからは、音楽が遥かに心地の良いものになりました」と回想。
「人々はいつも、自分がその人からどんな感情を得たかや、その人の音楽がどう感じさせてくれたかで、その人のことを記憶します。私の歌詞はより深みのあるものになっていて、本質に近いところから生まれてきたような、自分の意思がより反映されたものになっています。私はかつてないほどに、自分自身と繋がりを感じられているのです」として、今では自分に自信を持ちながらアーティスト活動を続けることができていると語った。(フロントロウ編集部)