ナヤ・リヴェラの死について息子が裁判を起こす
ドラマ『glee/グリー』のサンタナ役で知られるナヤ・リヴェラは、米現地時間の7月8日、4歳の長男ジョージ―と泳ぎに出かけたカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のピルー湖で消息が不明に。ヘリコプターやドローン、ダイビングチームに加え、潜水型遠隔操作ロボット(ROV)による懸命な捜索が続けられたものの、捜索開始から5日が経った7月13日、ナヤの遺体が発見された。
事故当時、ナヤと一緒に湖にいた息子のジョージーは、現在は父であり、ナヤの元夫である俳優のライアン・ドーシーとナヤの妹であるニカイラ・リヴェラと一緒に暮らしている。事故から約4ヵ月が経ったけれど、家族の心の傷は癒えることない。そこで遺族はジョージー君の名前で、ナヤの不法な死と遺族の精神的苦痛を理由にカリフォルニア州ベンチュラ群をはじめ、湖があるユナイテッド・ウォーター・コンサベーション・ディストリクト、そして湖を管理団体パークス・アンド・レクリエーション・マネジメントを起訴した。
裁判資料には安全性を疑う記述が
ジョージーはまだ5歳のため、ライアンとナヤの遺産管理の団体が代理人となり書類などを提出している。裁判資料には「ボートには安全にアクセスできるはしごやロープ、アンカー、ラジオ、またスイマーがボートから離れるのを防ぐための安全装置が装備されていませんでした」と書かれているほか、「16フィート(約4メートル)を超えるすべてのフロートには浮き具や救命装置が設備しなくてはいけないものの、装備されておらず、これはカリフォルニア州の法律に違反する」と記載されているということを米Us Weeklyが報じており、フロートは安全設備が整っておらず、ナヤの死は防げた可能性があると申し立てた。
また、今回ナヤが命を落としたピルー湖では、1959年以降20名以上の人が亡くなっているけれど、注意喚起を促す看板などが一切なかったということもあげられている。
ナヤの死は安全性が確保されていたら防げたと主張する遺族。群などを提訴するという大きな裁判は、今後どのような展開になるのか。
(フロントロウ編集部)