頭皮の乾燥を避けるために大切な3つのこと
枝毛や切れ毛など髪のダメージが気になるとき、ヘアケアに力を入れることは少なくないけれど、その土台となる頭皮のケアに目を向けることも大事。
コスメブランド、シスレーのヘアケアラインのゼネラルマネージャーを務めるキアラ・マリオッティーニは、「ツヤがあってしなやかな髪を目指すには、頭皮の環境が良好であることは絶対条件。反対に頭皮にトラブルがあると髪がパサパサしたり傷みやすくなってしまう」と米Lofficielで説明し、空気が乾燥する冬にはとくに頭皮の環境が悪化しがちだと話した。
そして頭皮の乾燥で注意したいのが、頭皮の状況は顔の肌へも影響するということ。頭皮と顔は一枚の皮膚でつながっているので、頭皮が乾燥していればもちろん顔の肌にも影響してしまう。でも裏を返せば、頭皮をケアすれば肌にも髪にも良いことがあるのだから、しっかり労りたいところ。そこで冬にこそ見直したい、毎日の頭皮ケアの心得をご紹介。
熱すぎるシャワーは避けて
洗顔をするときの温度が高すぎると肌に必要なうるおい成分まではがしてしまうと言われているように、シャンプーの際に使用するシャワーの温度も、高すぎることで頭皮に刺激を与えてしまうことがある。キアラは、「頭皮にとって刺激が強すぎる高温のお湯は、乾燥や炎症の原因になってしまう」と話し、刺激を最小限に抑えられる少しぬるめの温度に設定することを勧めた。
ヘアケア製品の成分に注意する
頭皮が乾燥しているなと感じたりかゆみを感じたりするときには、シャンプーやスタイリング剤などの製品によって頭皮がダメージを受けていることも多いため、どんな成分が含まれているかをチェックしてみることも大切。
キアラによると、ラウレス硫酸Naなどの強い洗浄成分は徐々に頭皮を傷めるおそれがあるため避けたほうがいいそうで、天然成分やビタミン、ミネラル、エッセンシャルオイルなどが多く配合されている製品がオススメだという。
ブラッシングはやさしく行なう
頭皮とはさほど関係がなさそうに思えるブラッシングも、実は慎重に取り入れるべきステップ。キアラは、「ブラッシングするときに髪を引っ張ると、少しずつ頭皮も傷ついてしまう」とコメント。ブラッシングは引っ張りすぎず優しく行ない、必要以上に取り入れないよう心がけることが大切だそう。
頭皮はとても敏感なパーツなので、毎日のちょっとした行動がダメージの原因になることも多いよう。冬の頭皮のトラブルを避けるため、気をつけてみては。(フロントロウ編集部)