『X-ファイル』でダナ・スカリー捜査官を演じたジリアン・アンダーソンが、当時、奮発して購入したものを明かした。やっぱりかっこいい!(フロントロウ編集部)

『X-ファイル』スカリー役で大ヒットしたジリアン

 Netflixドラマ『ザ・クラウン』で、前イギリス首相のマーガレット・サッチャーを演じ、Netflixドラマ『セックス・エデュケーション』では主人公の母でセックス・セラピストのジーン・ミルバーン博士を演じるなど、かなり多様な役柄をこなす演技力を持つジリアン・アンダーソン。

 そんな彼女がキャリアを積んだ作品といえば、やはりドラマ『X-ファイル』を思い出す人は多い。イギリスとアメリカで育った彼女は、24歳で『X-ファイル』のダナ・スカリー捜査官役を得た。本作の撮影は、シーズン5まではカナダのバンクーバーで行なわれており、1995年に生まれたジリアンの第1子パイパーも、この地で誕生している。

画像: 『X-ファイル』スカリー役で大ヒットしたジリアン

ジリアン・アンダーソンは車好き

 そんな彼女は、もちろん超有名俳優として稼いでいたことは簡単に想像できる。そこで、米Bustleのインタビュアーが、「奮発して買った1番大きなものは何ですか?」と聞いたところ、期待以上にかっこいい答えが返ってきた!

「たしか、ポルシェを買ったね(笑)。ポルシェのボクスターを買って、(撮影地の)バンクーバーで乗ってた。オープンカーで、パイパーを乗せて学校へ送って行っていた」

 多くの人が憧れるポルシェに乗って、幼い子供を学校へ送って行く…。しかもオープンカーで。ジリアンがそうしている姿は、想像しただけで痺れる。彼女は昔から車が好きだそうで、こう続けた。

「車はかなり好き。とくに速いスピードでドライブするのが。車の運転技術をさらに高めるために、教えてくれる人と丘や山道とかでセッションをしたこともある。ポルシェ・マガジンのためにポルシェのレースに参加したこともある」

画像: 2017年に『X-ファイル』のカークラッシュの撮影に臨むジリアン・アンダーソン。

2017年に『X-ファイル』のカークラッシュの撮影に臨むジリアン・アンダーソン。

 ポルシェのレースにまで参加したことがあるだなんて、かなりの“ガチ勢”であることが分かる。ちなみに、このポルシェを最後にはどうしたのかまったく覚えていないそうで、その執着のなさも、なんだかかっこいい?

『X-ファイル』にも賃金格差はあった

 そんなジリアンだけれど、『X-ファイル』の撮影現場では賃金格差があったことを指摘している。ハリウッドにおける男性俳優と女性俳優の賃金格差は深刻であり、ここ数年で多くの女性俳優が声をあげてきた。

 ジリアンもそのうちの1人であり、1993年から2002年にかけて放送されたオリジナルシリーズの期間には、当初はスカリーの相棒であるモルダー役のデイヴィッド・ドゥカヴニーとのギャラに差があったものの、最終的には同等のギャラになっていた。

 しかし2016年にリブート版が開始された時、その提示額はデイヴィッドの半分だったことを告白している。最終的には、交渉のすえに同等のギャラになったそうだけれど、時代も変わり、ジリアンも一流俳優となっていたにもかかわらず起こった問題に、ジリアンは米The Daily Beastにその気持ちを吐露している。

「ここ数年のインタビューで、みんなが私に『(ドラマ放送当初のギャラに関して)起こっていたことが信じられません。どう思っていたんですか?おかしすぎます』って話してきた時は、私の返答はいつも『あの頃はあの頃。そしてこれが今』というものだった。なのに、それ(賃金格差)がまた起こった!なんと言えばよいのか分からない」

(フロントロウ編集部)

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