ロン役ルパート・グリントが撮影秘話を明かす
現地時間11月14日、シリーズ1作目となる映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開19周年を記念して、『ハリー・ポッター』シリーズの出演者によるオンライン同窓会が開催された。
ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトン主催のもと、主人公ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ、ロン・ウィーズリー役のルパート・グリント、ジニー・ウィーズリー役のボニー・ライト、ジョージ&フレッド・ウィーズリー役のオリバー&ジェームズ・フェルプス兄弟、アーサー・ウィーズリー役のマーク・ウィリアムズ、ルシウス・マルフォイ役のジェイソン・アイザックス、ルーナ・ラブグッド役のイヴァナ・リンチ、ディーン・トーマス役のアルフレッド・イーノックら、おなじみのキャストが再集結。
各々、当時を振り返って様々なエピソードを披露するなか、ルパートが「絶対に笑っちゃいけない場面」で笑いが止まらなくなってしまった時のことを振り返った。
ルパートには“笑っちゃいけないシーンで笑っちゃう”という、厄介な癖があったそうで、「(笑うことが)不謹慎な場面に限って笑っちゃうんだよね。一番ひどかったのは、ダンブルドア校長のお葬式のシーンかな。なんでかわからないけど、可笑しくてしょうがなくて、笑いが止まらなくなっちゃっうんだ」と言うと、続けて「そのせいで、現場での僕の評判は悪かった。(自分が絡むシーンは)毎回、20テイクくらい撮らなきゃいけなかったから、スタッフから“Go Again Grint(繰り返しグリント)”って呼ばれてた」と、この笑い癖のせいでスタッフから厄介者扱いされていたことを明かした。
さらに、ルパートによると、ホグワーツ特急の車内でロンとハリーが初めて一緒になるシーンでも笑いが止まらなかったそうで、ルパートとダニエルが目が合っただけで笑ってしまうため、最終的に別々で撮影することになったという。「(1作目の問題のシーンを)よく見たら、車内で2人一緒に映ってるカットはひとつもないんだ。あの時の僕たちはお互いに目を合わせることができなかったから(笑)」と、ルパートは語っている。
ちなみに、“19周年”と聞いて中途半端に感じた方もいると思うが、シリーズ最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝』のエピローグがホグワーツの戦いから“19年後”であることから、『ハリー・ポッター』シリーズのキャストやファンにとって今年は節目の年なのだそう。また、来年20周年を迎えることについて、主演のダニエルは「今回は20周年の前祝いってところかな。来年、1作目から20周年を迎えた際には、ノスタルジーにたっぷり浸ることになると思う」とコメントしている。(フロントロウ編集部)