11月22日は、日本では「いい夫婦の日」と言われている。一言で「夫婦」といっても、その愛の形はそれぞれ。そんな夫婦の様々な愛の形を描いた映画を7作品ピックアップしてご紹介。(フロントロウ編集部)

『アンコール!!』

 72歳のアーサーは、無口で気難しいガンコな老人。息子との関係もうまくいかず、笑顔を見せられる相手は、陽気で優しい最愛の妻マリオンだけ。ある日、マリオンが参加している合唱団の「年金ズ」が国際コンクールのオーディションに挑戦することになったのだけれど、なんとマリオンのガンが再発。そんなマリオンのため、アーサーは一念発起して合唱団のメンバーに加わる。年老いてもなお健気に愛し合う2人はまさに理想の夫婦。


『アダムスファミリー』

 ご存知、ブキミなものが大好きな家族、アダムスファミリー。一家の父親であるゴメズは家族をこよなく愛し、常に良き父であろうとする素敵なひと。そしてその妻モーティシアもゴメズ一筋という相思相愛っぷりが素晴らしい。長年多くのファンに愛される本作は、2020年9月に同名のアニメ映画版が日本公開された。


『31年目の夫婦げんか』

 オスカー受賞のメリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズが演じるヒューマンドラマ、『31年目の夫婦げんか』。長い年月にわたって苦楽を共にしてきた夫婦が、31年目を迎え、離婚寸前の大ゲンカ!カップルセラピーに振り回されながらも「結婚」を見つめ直す。いつまでも夫婦で仲良くしていきたいという前向きな気持ちにさせてくれる、心温まるストーリー。


『Mr.&Mrs. スミス』

 すれ違っていた夫婦が、実はお互いに凄腕の殺し屋だった! アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが主演を務めた本作は、スタイリッシュでカッコ良すぎる夫婦を描いたスパイ・アクション作品。殺し屋同士の夫婦喧嘩はかなりダイナミック。アンジェリーナとブラッドはこれを機に結婚したものの、後に離婚。とはいえ、映画『Mr.&Mrs. スミス』では本当に素敵な夫婦を演じていた。


『ファントム・スレッド』

 映画『ザ・マスター』や『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督が描き出す、有名デザイナーと若いウェイトレス夫婦の究極の愛。運命的な出会いを果たした2人は、恐ろしいほど限界に迫る駆け引きをしながらその愛をひっそりと、そして激しく育んでいく。アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。


『キッズ・オールライト』

 カリフォルニアに住む幸せなレズビアンカップルの子供たちが、精子提供者に会いに行ったことで、家庭に大きな変化が訪れるという作品。監督は自らがレズビアンであり、ドナーからの精子提供を受けて子供を出産しているリサ・チョロデンコ。本作は、アカデミー賞で作品賞、脚本賞などを含む4つの賞にノミネートされた。


『君がくれたグッドライフ』

 尊厳死を題材にした本作は、様々なカップルや家族、そして夫婦の姿が描き出される。毎年妻や仲間と共に自転車旅行を楽しんでいるドイツ人の主人公は、その年の旅行をベルギーに決め、いつものように楽しいサイクリング旅行を始める。しかし彼は、不治の病を宣告された身で、尊厳死が認められているベルギーで全てに別れを告げるつもりだった…。本人、そして妻の葛藤、そして愛が苦しいほどに感じられる号泣必至の一本。

(フロントロウ編集部)

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