悪カワヒロインが大暴れ!『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OFPREY』
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は、DCコミックスのヴィラン、ハーレイ・クインが恋人のジョーカーと破局した後の姿を描いた映画。主人公のハーレイ・クインは、2016年に公開された映画『スーサイド・スクワット』に引き続きマーゴット・ロビーが務めた。
『スーサイド・スクワット』でジョーカーとラブラブだったハーレイ・クインは、何があったか彼と破局したらしく、その痛みを乗り切って新しい自分になるために奮闘する。ところがそこに、一粒のダイヤをめぐる事件が発生。さまざまな意図が絡み合い、最終的には「バーズ・オブ・プレイ」という自由を愛する女性だけのチームを組んで、裏の世界を牛耳っているブラックマスクに立ち向かう。
そんな本作に登場するハイエナは、バットマンの本名である「ブルース」という名前をつけられた、ハーレイ・クインのペット。脇役ながらいい役どころのブルースはCGで作られた生き物のように見えるシーンが多いけれど、実は本物のジャーマン・シェパードによって演じられていた。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』でハイエナ演じたシェパード
ブルースは、ハーレイ・クイン以外には結構どう猛な態度をとるハイエナ。劇中では、バイヤーの足を食べてしまったり、勝てそうもない敵に飛びかかったりする怖いもの知らず。米USA Todayのインタビューによると、ハイエナのブルースが脚本に加えられたのは、マーゴットの一言が元になっている。
マーゴットは、「ハーレー・クインのハイエナを映画に登場させたら面白いだろうと思った」そうだけれど、実際には“人懐っこいハイエナ”なんて見つけるのは困難なため、周りの反応は「どうしよう。ハイエナは連れてこれないしね?」といった感じだったそう。マーゴットと脚本家のクリスティーナ・ホドソンは、本作に登場するような“人懐っこいハイエナ”を見つける必要があった。
一行は、“人懐っこいハイエナ”ハイエナを探すため、フォンジーに会うため、フォンジーという名の付けられたハイエナに会いに行ったものの、フォンジーは明らかに非常に危険で、撮影は不可能だと判断されたそう。マーゴットはその時の様子を「彼(フォンジー)に会いに行ったんだけど、明らかに危険で、あげたものは全部彼のもの(※ズタズタ)になっちゃった」と振り返った。
本作のキャシー・ヤン監督は、「本物のハイエナを使ってマーゴットに餌やりさせることはできないと思った」と言っている。
しかし、スタッフらは完全にコンピューターで生成された生き物に頼りたくなかった。そしてブルースは最終的に「2匹の本当に素敵なジャーマンシェパード」になったと脚本家のクリスティーナ・ホドソンはコメント。その犬の動きに合わせて、編集の段階で特殊効果が付けられたという。
映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』はNetflixなどで配信中。(フロントロウ編集部)