ノア・サイラスがグラミー賞最優秀新人賞にノミネート
2021年に行なわれる第63回グラミー賞のノミネーションが発表され、ノア・サイラスが主要4部門の1つである最優秀新人賞にノミネートされた。
2016年にシンガーのラビリンスをフィーチャーしたシングル「メイク・ミー(クライ)」でアーティストとしてデビューし、今年5月にセカンドEPとなる『The End of Everything(ジ・エンド・オブ・エブリシング)』をリリースしたノアは来年1月に開催されるグラミー賞授賞式で、イングリッド・アンドレス、フィービー・ブリジャーズ、チカ、D・スモーク、ドージャ・キャット、ケイティ・ランダ、メーガン・ジー・スタリオンと最優秀新人賞の座を争うことになる。
ノミネーションを受けてノアが涙
最優秀新人賞へのノミネーションを受けて、ノアはノミネーションを知って涙を流しているところを収めた動画をインスタグラムにアップ。「グラミー賞ノミネート・アーティストになった!」という書き出しからコメントを始めて、ノアは受賞を知った時のことを次のように振り返った。「ベッドの上で涙でいっぱいになってる。目が覚めたら、最優秀新人賞にノミネートされたって言われたの」。
「今年のはじめに、ママが目標ノートに私が『グラミー賞にノミネートされること』って書いていたの。ママはずっと、私の1番のファンでいてくれた。ありがとう。愛してる」と綴ったノアは、家族や自分のチームへの感謝を述べた上で、「これは本当に名誉なことで、動揺しています。心の底から感謝しています。信じられなくて、心が1分に1,000マイル進んでいるかのような心地です。感謝してもしきれませんし、愛と嬉しい気持ちでいっぱいです」とグラミー賞に初めてノミネートされたことへの喜びを綴った。
最後に、ノアは今年8月に亡くなった祖母にも言及。「きっとおばあちゃんも私のことを見てくれていると思うし、これはおばあちゃんからの贈り物。おばあちゃん、ありがとう。おばあちゃんにもここにいてほしかったな」と綴った。
ノアはその後、父親のビリー・レイ・サイラスに涙ながらにノミネーションを報告したところを収めた動画もインスタグラムに投稿した。
姉マイリー・サイラスとの比較に苦労してきた過去
マイリー・サイラスというポップスターを姉に持つノアは今年5月、マイリーの妹として経験してきた苦労を涙ながらに告白している。インスタグラムで行なったライブ配信で、最新EP『ジ・エンド・オブ・エブリシング』の収録曲「ヤング・アンド・サッド」で「私の姉は太陽のような人、どこへ行っても明かりをもたらす。私は生まれつきの雨雲で、姉の陰で恩恵を受けてる」という歌詞を歌った理由について言及。
11月23日のマイリーの28歳の誕生日には、幼少期の写真を投稿してマイリーを祝福したノア。
「だって、それがずっと全員から言われていたことだったから。私が何をしようと、マイリーの陰に隠れるだけだって……これまでずっと、人生を通じて毎日言われてきた」と、毎日のようにマイリーとの比較に苦しんでいたと明かした上で、「マイリーの陰に隠れているか、私なんてまだまだだって思うかのどちらか。私は自分のことをそういう風に思ってた。これは前にも言ったことがあるんだけど、時々、ちゃんと息をできていないんじゃないかって思うこともある」と語り、マイリーの妹として抱えてきた葛藤を打ち明けた。(フロントロウ編集部)