理想の髪色にするには?
今っぽいヘアスタイルを叶えてくれると、オシャレ好きの間で人気を集めている「バレイヤージュカラー」や「ハイライトカラー」。髪に立体感や軽やかな動きを与えてくれるヘアカラーだけれど、意外と違いがわかりづらく、「どれが自分に似合うのかわからない…」と選び方に苦戦している人も多いのでは?
そこで、今回はトレンドのバレイヤージュカラーとハイライトカラーの違いを海外のヘアスタイリストたちが紹介。なりたい仕上がりを叶えるためにも、髪を染める前にチェックしてみて。
ナチュラルでなじみやすい「バレイヤージュ」
バレイヤージュとは、フランス語で掃く(はく)という意味を持ち、その言葉通り、髪の表面をハケ(ブラシ)でサッと掃くようにカラーリングする技法のこと。髪全体に細かなハイライトを入れることで、髪に軽やかな動きを与えてくれる。
また、“根元から染める”従来のハイライトカラーとは違い、髪全体になじむように染めるため、どんな髪色とも合わせやすくナチュラルな仕上がりが特徴。
セレブヘアスタイリストのクラリス・ルーベンシュタインによると、入れる場所や太さによっても印象を変えることができるため、「伝統的なハイライトカラーよりも自由度が高いと思う」と米Popsugarでコメント。
続けて、クラリスは「バレイヤージュは、(太陽で自然に焼けたような)サンキスをイメージして作られているから、上手に染めればシームレスで、柔らかい繊細な仕上がりになるよ」とも話している。
さらに、従来のハイライトとは異なり、髪が伸びても自然になじみやすいので、比較的メンテナンスが楽なのも嬉しいポイント。最大で約8週間はきれいな状態をキープできるのだとか。
立体的でこなれ感のある「ハイライト」
一方で、ハイライトカラーは、ブリーチやヘアカラー剤を使って、髪を部分的に明るくする技法のこと。よりハッキリとした色のコントラストを出すのが特徴。
バージニア州アーリントンにて、自身のヘアサロンSalon deZENを構えるヘアスタイリストのマリア・エリザベスは「大抵は、根元から染め始めることが多い。そして、ベビーライトと呼ばれるコントラストの低いハイライトを加えて、立体的なヘアカラーに仕上げるの」と説明する。
また、マリアは「コントラストの度合いによって、髪全体を明るくするだけでなく、より立体感のある動きを作り出すこともできる」とも付け加えた。
結局、どちらのヘアカラーが良いの?
どのヘアカラーの技法で染めるかは、なりたい仕上がりによって選ぶのがオススメ。
例えば、バレイヤージュは、自然な仕上がりなので、髪を傷めずに明るくしたい人にオススメ。また、髪が伸びても目立たないため、ヘアサロンに行く機会が少ないにもピッタリだという。
一方で、ハイライトカラーは、ハッキリとした動きを与えてくれるオシャレなヘアスタイルだけれど、一般的なカラーリングよりも高度な技術が必要なため、信頼できるヘアスタイリストを見つけることが重要。また、根元が伸びるとプリンが目立つため、頻繁にメンテナスをする必要もあるという。
今っぽいこなれ感を演出してくれるトレンドのヘアカラー。ヘアスタイリストと相談する際は、なりたいイメージなどを“画像”で伝えると、よりイメージを明確に共有できるのでぜひ実践してみて。(フロントロウ編集部)