ロバート・ダウニー・Jr.が演じた大人気ヒーロー、アイアンマン
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のアイアンマンは、俳優のロバート・ダウニー・Jr.が演じたヒーロー。映画『アベンジャーズ』シリーズの中心人物として活躍し、2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、10年以上にわたって続いてきたMCUシリーズを卒業した。
『アベンジャーズ』シリーズの中でも特に人気の高かったアイアンマンは、現在でも世界中のファンから愛され続けている。
そんなアイアンマンを演じたロバートが、初めてアイアンマンの象徴ともいえるヘルメットを被った際の写真が見つかった。
アイアンマンのヘルメット被るロバート・ダウニー・Jr.
舞台裏の写真が掲載されたのは、米Reddit。頭の形に沿うようにぴったりと作られたヘルメットを被ってなんとも言えない表情を見せるロバートが写し出されている。
写真はおそらく2008年公開の映画『アイアンマン』の一年前、2007年のもの。ロバートは、この時のことについてデイヴィッド・レターマンのバラエティ番組『My Next Guest Needs No Introduction』に出演した際に思い出を語っていた。
「最初は全て(の小道具が)本当にあったんだ」と明かしたロバートは、続けて「彼らはCGにできるだけお金をかけたくなかったんだ。だから、私はこのヘルメットをかぶったのを覚えているよ...。ヘルメットをかぶって、バシッと(前面が)閉められたら、何も見えなかった。するとLEDライトが点灯して、まるで『影なき狙撃者』のようだった。(※)完全に目が見えなかったんだ」と語った。
※『影なき狙撃者(The Manchurian Candidate)』とは、1959年に出版された小説、及びそれを原作にした映画。冷戦時代を舞台に、洗脳、スパイ、要人暗殺などの様子が描かれている。登場人物は本編で、身に覚えのない悪夢に悩まされる。
しかし、映画の続編が制作されるに従って予算が潤沢になってきたのか、CGを惜しみなく使えるようになったらしく、「最後の『アベンジャーズ』をやる頃には、『ロバート、あれをつけてくれるかな』『ヘルメット?』『違う!』『じゃない?』『いや、ここ(目元)に2つの点をつけてほしい、あとで塗り入れられるから』っていう感じだった」と、現場のスタッフの様子がだいぶ変わったことを明かした。
それにしても、アイアンマンのヘルメットや装備が初期の頃は全て実物でできていたなんて驚き。ちなみにロバート演じるアイアンマンは、今でも復帰を望む声が大きいけれど、マーベル・スタジオはあまり乗り気ではないよう。(フロントロウ編集部)