今年8月に逝去した俳優のチャドウィック・ボーズマンの最後の劇場公開主演&プロデュース作品『21ブリッジ』が、2021年4月に日本公開されることが決定した。(フロントロウ編集部)

チャドウィック・ボーズマンの最後の主演作が公開決定

 マーベル映画史上初の黒人ヒーローを主人公に据え、キャストや製作陣に黒人を多く起用したことやアフリカ文化にフォーカスした内容で高い評価を得た映画『ブラックパンサー』で、主人公のブラックパンサー/ティ・チャラを演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが、今年8月、大腸がんとの約4年間の闘病の末に43歳の若さでこの世を去った。

 そのチャドウィックの誕生日である本日11月29日、彼が主演した最後の劇場公開作品『21ブリッジ』が、2021年4月に日本公開されることが発表された。

画像: チャドウィック・ボーズマンの最後の主演作が公開決定

 チャドウィックは生前、「脚本を読んで面白くて、観たことのない作品になると思った。そしてその通りの出来になっています」と語るほどこの作品に惚れ込んでいたことで知られ、主演するだけでなく自身でプロデュースも担当。また、本作には『アベンジャーズ/エンドゲーム』など、多くのヒット作を手がけてきたルッソ兄弟こと、ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソもプロデューサーとして参加している。

 本作は、ニューヨークのマンハッタン島を舞台に、警察官の父を殺害された過去を持つボーズマン演じるデイビス刑事が、孤立無援の中、街ぐるみの犯罪に挑むクライム・アクション・ミステリー。チャドウィック演じるアンドレ・デイビス刑事は、マンハッタン島で8人の警察官が殺害された強盗殺人事件が発生し、犯人逮捕のためマンハッタンを全面封鎖して事件を追うことに…。しかし、事件の真相に迫るうちに思わぬ真実が見えてきて、たった一人で事件の裏に隠されたニューヨークの闇に立ち向かうことになる。

 デイビス刑事の顔を正面から捉えたティザービジュアルの表情は、そんな孤独を抱えながらも、犯人逮捕のため真実と向き合う強い覚悟と信念を感じさせるものとなっている。

 映画『21ブリッジ』は2021年4月より全国公開。(フロントロウ編集部)

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