毎年12月は、「地球温暖化防止月間」。昨今、地球温暖化による気候変動が、生物や生態系に大きな悪影響を及ぼしていることがますます問題になってきている。その事実を直視できる、ショッキングかつセンセーショナルなドキュメンタリー映画とドラマを7作品ピックアップしてご紹介!(フロントロウ編集部)

映画『不都合な真実』

 2006年に公開されたドキュメンタリー『不都合な真実』は、アル・ゴア元米副大統領が主演、脚本を務め、世界に地球温暖化の深刻な状況を広く知らしめた作品。本作でアルは気温の上昇によって洪水や干ばつ、ハリケーン、気候難民の数が増大すると警告し、公開から10数年が経ったいま、その警告は現実のものになっている。2017年には続編『不都合な真実2 放置された地球』も制作された。


映画『地球が壊れる前に』

 環境問題に積極的に取り組んでいるレオナルド・ディカプリオがプロデュースし、2016年に公開された『地球が壊れる前に』。本作でレオナルドは気候変動が絶滅の危機に瀕した生物や生態系にどんな影響を及ぼすかを2年にわたって調査し、オバマ大統領やローマ教皇フランシスコなどと対談をする。ラストシーンのレオナルドの環境保護を訴えるスピーチは圧巻! 制作総指揮にはマーティン・スコセッシがその名を連ねている。


映画『気候戦士 ~クライメート・ウォーリアーズ~』

 本作は、気候変動を止める気候活動家たちの挑戦に密着したドキュメンタリー。若き気候活動のリーダーとして、気候変動に消極的な米国政府を提訴する17歳のヒップホップアーティストや、孫の世代のために藁を活用した発電を実用化した発明家など、幅広い世代の気候活動家たちを紹介。100%再生可能なエネルギーの実現を目指す姿を追いながら、地球が直面している問題に迫る。


ドラマ『OUR PLANET 私たちの地球』

 Netflixのドキュメンタリー『OURPLANET 私たちの地球』は、地球の生物たちがどのように気候変動の影響を受けるのかを、素晴らしい映像とともに解説する作品。とにかく映像が美しく、学びと癒しの両方が得られること間違いなし。なぜ自然を守らなければならないのか、いまいちど考えるきっかけを与えてくれる。


映画『ファイヤー・イン・パラダイス 地獄と化した町』

 2019年に危機的規模となったオーストラリアの山火事をはじめ、地球温暖化の影響による乾燥や気温上昇が原因で起きた山火事に迫るドキュメンタリー。本作は、山火事の規模拡大に悩まされている米カリフォルニアにあるパラダイスという場所で、2018年11月に発生したすさまじい山火事の勢いを映し出す。街を一瞬で焦土にする炎に、もはや恐怖しか感じることができない。生存した人が語る恐怖体験に、胸が締め付けられ、深く考えさせられる。


映画『チェイシング・コーラル 消えゆくサンゴ礁』

 地球変動により、美しかったサンゴ礁が枯れ果ててしまう危機に晒されているという問題を映し出す『チェイシング・コーラル 消えゆくサンゴ礁』。本作は、陸の上からは知り得ない知られざる危機を告発し、エミー賞・自然ドキュメンタリー部門で最優秀賞を獲得した。美しかったサンゴ礁が真っ白く枯れてしまった姿に心が痛み、気候変動について深く考えさせられる。


映画『I Am Greta』

 いまや気候変動について興味のあるなら知らない人はいないグレタ・トゥーンベリのドキュメンタリー『I Am Greta』は、2020年に公開されたばかりの日本未公開作品。ネイサン・グロスマン監督が自らグレタの素顔に迫り、活動の立役者が親や周りの人ではなく、彼女自身であることを証明している。

 今回紹介したうちで、『I Am Greta』は日本未上陸だけれど、そのほかは全て日本国内でも視聴可能。ぜひ地球温暖化防止月間に、温暖化への理解を深めてみて。(フロントロウ編集部)

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