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「永遠に日本にいたかったな」日本限定となる配信ライブが決定したオーロラが語る日本愛【インタビュー】

2020-12-03

フロントロウ編集部 @ FRONTROW

2020年9月に日本独自アルバムとなる『インフェクションズ・オブ・ア・ディファレント・カインド・オブ・ヒューマン』をリリースし、12月17日には日本限定のスペシャル配信ライブを行なうことが決定したオーロラが、オフィシャルインタビューのなかで日本への愛を語ってくれた。（フロントロウ編集部）

日本中のキッズが耳にした歌声

　先日、音楽ストリーミングサービスのSpotify（スポティファイ）が今年最も再生された音楽のランキングを発表。そこでは、「国内で最も再生されたキッズ向け楽曲」のランキングも発表されたのだけれど、1人のアーティストが1位と2位にランクインしていたことをご存知だろうか？

　その人物とは、ノルウェー出身の24歳のアーティストであるオーロラ（AURORA）。

　「国内で最も再生されたキッズ向け楽曲」のランキングには、松たか子による「イントゥ・ジ・アンノウン～心のままに」が1位に、イディナ・メンゼルによる英語版の「イントゥ・ジ・アンノウン」が2位にランクイン。映画『アナと雪の女王2』からの2曲が1位と2位を独占したわけだけど、その2曲ともに参加していたのがオーロラだった。映画内で、主人公のエルサを未知の旅へと誘う「不思議な声」を担当したアーティストと言えば、よりピンと来やすいかもしれない。オーロラはイディナ・メンゼルとの同曲で、2021年1月に開催される第63回グラミー賞において最優秀映像作品楽曲賞にもノミネートされている。

　このランキングに表れているように、2020年に日本で最もキッズに歌声が聴かれたアーティストの1人となったオーロラだけれど、2019年11月に行なった初来日公演が即日ソールドアウトとなったオーロラと日本は、ありがたいことに相思相愛の関係にあるよう。2020年9月に日本独自アルバムとして『インフェクションズ・オブ・ア・ディファレント・カインド・オブ・ヒューマン』をリリースしたオーロラが今回、オフィシャルインタビューに応じて、「大好き」だという日本のファンや、日本への思いについて話してくれた。

初来日公演の感想について

　「ジャパンツアーは素晴らしかった！他にも同じことを言ってる人がたくさんいるとは思うけど、日本や東京って、まるで他の惑星にいるみたいな気分になるの」とオーロラはオフィシャルインタビューのなかで昨年行なった初来日公演について振り返っている。

　オーロラは日本のことをかなり気に入ってくれたようで、インタビューでは、「そんなに感動的な場所があるなんてすごくいいなって思う。本当に楽しかったけど、少ししかいられなかったのが残念。永遠に日本にいたかったな」という嬉しい発言も。「日本のファンも、日本の人たちも最高だし、食べ物も素晴らしかった。すごくエンジョイできたよ」。

　続けて、来日時の思い出について訊かれると、「日本では、マジカルな経験をたくさんしたの。所々で色んなものに惹きつけられて、街を歩いている時は会話に集中できないくらいだった」とオーロラ。「だって、美しいものと変わったものが周りにいっぱいあったから。誰かとの会話を中断せずにいるのが本当に大変だったよ」と、微笑みながら明かしてくれた。

　オーロラは次のように続けている。「東京の人たちってみんな魅力的で、ファッションも素敵で、お店の中や食べ物もいい香りがした。ただただ素晴らしかった。私は日本語を勉強しているから、日本語を実際に使うのも楽しかった。日本語って魅力的な言語だと思うから、もっともっと勉強したいと思ってる」。

東京への愛や、コラボしてみたい日本のアーティストについて

　日本オリジナルアルバム『インフェクションズ・オブ・ア・ディファレント・カインド・オブ・ヒューマン』にも収録されている、2019年リリースのシングル「Animal」のミュージックビデオは、どことなくオリエンタルな世界観を感じさせるものになっているのだけれど、オーロラによれば、彼女は当初、このビデオを東京で撮影しようと思っていたそう。

　「あのビデオは、本当は東京で撮影したかったの。でも撮影できなくなってしまって、他の場所で撮ることになっちゃって」とオーロラはオフィシャルインタビューで明かしている。「だから、そもそものインスピレーションは東京。東京ってすごくユニークでオリジナリティがあるし、エキサイティングで美しいから」とオーロラ。「未来っぽくもあるのに、昔っぽさも感じられる。言葉だけで魅力を説明するのは難しいけど、素敵だと思う。あのビデオは、東京の街全体からインスピレーションを受けているの」と続けて語ってくれた。

　ちなみに、オーロラを惹きつけているのは、日本の景観や言語、ファッションなどに留まらないようで、彼女は日本のアーティストもチェックしているそう。“日本でコラボしたいアーティスト、もしくは気になるアーティストはいるか”という質問に対し、オーロラは次のように答えてくれた。「日向坂46！あとは、水曜日のカンパネラもすごくクールだと思う」。

また日本に来た時にやりたいことについて

　新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックが起きてしまい、日本には簡単には来ることができない状況にはなってしまったけれど、オーロラには、次に日本に来た時に楽しみにしていることがあるという。

　「もっと日本食を食べたいな。もっとラーメンを食べたいし、色々な場所に旅行してみたい」と、オーロラは“次に日本に来るときにやりたいことは何か？”という質問に答えている。「日本にはたくさん綺麗な場所があるから。田舎も見てみたいし、電車にも乗りたいし、ジブリ美術館にも行きたい。それからもっとショーをやって、ファンの顔を見て、もっと日本語を話したい。日本語って楽しい！」。

　オフィシャルインタビューの最後には、日本のファンに向けたメッセージも。オーロラは次のように、日本のファンに心あたたまるエールを送ってくれた。

「あなたが誰であっても、どんな姿をしていても、私はあなたたちが大好き！あなたが自分をどう認識していようと、誰を愛していようと、それでいいの。私にとって一番大切なのは、皆が自分自身の存在に大きな意味があることを理解してくれていること。そして、皆が私に与えてくれるたっぷりの愛に感謝してる。本当にマジカルで美しい愛をありがとう！」