公開当時、高額な制作費がかかったことで知られる映画『タイタニック』は、なんと1分間に1億円以上の費用がかかっていた。(フロントロウ編集部)

名作ロマンス映画『タイタニック』

 映画『タイタニック』は、1997年に公開されたロマンス映画。ジェームズ・キャメロン監督のもと制作された本作は、当時まだ若手だったレオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレットをスターダムに押し上げた。

 1912年に実際に起こった豪華客船、タイタニック号の沈没事故をテーマにした悲劇的なストーリーは、多くのファンの心を掴み、映画史上最高の世界興行収入としてギネスブックにも掲載された。この記録は、同監督が2009年に制作した映画『アバター』によって追い抜かれた。

 そんな本作に欠かせないのが、タイトルにもなっている豪華客船タイタニック号。実はこの映画の制作費は、本物のタイタニックを遥かに凌ぐ高額であった。

映画『タイタニック』、1分間に100万ドルを超える制作費用!

 映画『タイタニック』は、制作費が非常に高額であることが知られている。配給とマーケティングを除いてかかった費用は、なんと2億ドル(約220億円)。これは当時、史上最も制作費が高い映画として有名に。そしてこの額を上映時間と比較すると、1分間にかかった費用はなんと100万ドル(約1億1,000万円)以上!

画像1: 映画『タイタニック』、1分間に100万ドルを超える制作費用!

 驚くべきことに映画の予算は、キャストにさえあまり行きいき渡らなかったそう。レオナルドもケイトも、給料カットの契約を受け入れた。とはいえ、レオナルドとケイトはギャラをカットした代わりに興行収入のパーセンテージをもらう契約に同意したため、映画の大ヒットのおかげで当初の予定よりも高額を手に入れた。ちなみに本作は、全世界で22億ドル(約2420億円)の興行収入を記録している。

 一方、1912年に沈没してしまった本物のタイタニック号の建造費は約750万ドル(8億2,500万円)。額面上で考えると、映画『タイタニック』の方がはるかに高額になっている。しかし、1912年の750万ドルは、現在の価値にして4億ドル(約440億円)だそう。

画像2: 映画『タイタニック』、1分間に100万ドルを超える制作費用!

 これだけの大金をかけたことあってか、作品は素晴らしいものになり、長く愛される名作となった。(フロントロウ編集部)

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