日本発のゲーム『メタルギアソリッド』の実写映画化作品に映画『スター・ウォーズ』シリーズで知られる俳優のオスカー・アイザックが主演することがわかった。(フロントロウ編集部)

『メタルギアソリッド』実写映画にオスカー・アイザックが主演へ

 日本屈指のゲームクリエイター、小島秀夫が主導しコナミから発売された戦術諜報アクションゲーム『メタルギソリッド』の実写映画化にようやく大きな動きが見えた。

 シリーズ全世界累計販売数が5,500万本を超える『メタルギアシリーズ』の最重要人物であり、1998年に発売されたシリーズ3作目にあたるプレイステーション用ソフト『メタルギアソリッド』の主人公であるソリッド・スネークを演じるのは、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を1作目とする新3部作に登場するポー・ダメロン役や、映画『X-MEN:アポカリプス』のエン・サバ・ヌール/アポカリプス役で知られるオスカー・アイザック

画像: 『メタルギアソリッド』実写映画にオスカー・アイザックが主演へ

 第一報を伝えた米Deadlineは、売れっ子俳優であるオスカーは多忙を極めるため、現時点では、撮影開始時期などは決定していないが、オスカーがキャスティングされたことで、制作俳優元であるソニー・ピクチャーズは、同作の制作を優先事項として進めることになるだろうと予想している。 

 『メタルギアソリッド』は今から14年前の2006年にハリウッドでの実写映画化プロジェクトがアナウンスされながらも、なかなか進展を見せず。2012年にマーベル・スタジオの設立者兼CEOだったアヴィ・アラッド氏率いるアラッド・プロダクションズが製作に名を連ね、2017年に映画『キングコング:髑髏島の巨神』のジョーダン・ヴォート=ロバーツが監督に起用されるという、かなりのゆっくりペースで制作計画が進められてきた。


オスカーは『メタルギアソリッド』映画版への出演を熱望していた

 ゲーム版『メタルギアソリッド』は、1995年の南アフリカを舞台に、「フォックスハウンド」と呼ばれるハイテク特殊部隊の新米隊員ソリッド・スネークが、武装要塞国家アウターヘブンが生み出したといわれる恐るべき最終兵器『メタルギア』を見つけ出し、破壊するため、敵基地へと単身の潜入を試みるというストーリー。

 実写映画化がアナウンスされてからは、映画『ダークナイト』のクリスチャン・ベールら、さまざまな役者の起用がウワサされてきたが、ファンが挙げたソリッド・スネーク役を演じて欲しい役者のなかには、オスカーの名前もあった。

 自身もゲーム版の熱烈なファンだというオスカーは、2019年3月に応じた米IGNのインタビューで、「もしもビデオゲームの実写化映画に出るなら、どの作品に出演したいか?」との問いに「『メタルギアソリッド』ですね」と即答。もし出演することができたら「大喜びですね」と語っており、たっての願いが叶ったこととなる。

 ロバーツ監督は、オスカーとの対面した際のツーショット写真をツイッターで公開し、『メタルギアソリッド』のキーアイテムを意味する絵文字の数々を使って、キャスティングのニュースが解禁された喜びを表現した。


5月にコンセプトアートが公開

 実写映画がゲーム版とまったく同じ筋書きを辿るかは、現時点では明かされていないが、ロバーツ監督は、2020年5月、ゲーム内でおなじみの無線会話のネタ動画を用いて映画『メタルギアソリッド』のコンセプトアートをいくつか公開している。

 ちなみに、ロバーツ監督はゲームの原作者である小島氏を尊敬しており、今回のニュースを受けてツイッターで小島氏の名前がトレンド入りしたことに歓喜。ロバーツ監督は、小島氏が代表を務めるコジマプロダクション製作のゲーム『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』に登場する“映画監督”のキャラクターのモデルを務めたという繫がりもある。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.