ケンタッキーフライドチキンがまさかの「昼ドラ」公開へ
クリスマスが近づくと、どうにも食べたくなってしまうケンタッキーフライドチキン（KFC）のフライドチキン。「クリスマスディナーといえばケンタッキー」というほかの国には無い習慣が根づいている日本では、おもにファミリー向けのCMが多くなるけれど、KFC発祥の地アメリカでは、そのまったく逆を行くキャンペーンが発動した。
近年、フライドチキンの香りのキャンドルや暖炉用の固形燃料、日焼け止め、シューズブランドのクロックス（Crocs）とコラボしたチキンの匂いがするシューズなどをリリースして世間をあっと驚かせてきた米KFCが、2020年のホリデーシーズンに合わせて発表したのは、なんと、まさかの“昼ドラ”！
気になるあらすじは？
見事なシックスパックの持ち主で、主婦層に絶大な人気を誇るセクシーなラテン系俳優マリオ・ロペスが、同社の創設者「カーネルおじさん」を彷彿とさせるイケメン雇われシェフを演じるドラマ『A Recipe for Seduction （訳：誘惑のレシピ）』のあらすじは、昼ドラならではのスリルやサスペンス、愛欲、殺人事件までもを盛り込んだこんな内容。
「ホリデーが近づくなか、ある若い令嬢は母親が選んだ男性からの求婚アピールへの対処に頭を悩ませていた。そんななか、秘密のフライドチキンのレシピと夢を携えた、ハーランド・サンダースと名乗るハンサムなシェフが現れる。母親の数々の“良からぬ企み”が明るみになるなか、勇気ある令嬢は、はたしてハーランドとハッピーエンドな冬を迎えられるか、それとも家族の陰謀に屈してしまうのか…。」
女性視聴者向けの番組を数多く放送していることで知られる米テレビ局Lifetimeで12月13日のお昼の時間帯に放送される『A Recipe for Seduction 』は、15分・1話完結という決して長くは無い作品ながら、期待が持てる。
マリオ扮する「カーネルおじさん」が色気を振りまく『A Recipe for Seduction』の予告編がコチラ。
米KFCのチーフ・マーケティング・オフィサーを務めるアンドレア・ザフメンスキー氏は、「ご好評いただいたフライドチキンの香りがする弾炉用の固形燃料しかり、私たちはこれまでにもホリデーシーズンを熱くするさまざまな取り組みを発表してきました。しかし、今年のホリデーシーズンには、私たちはこれまで以上に現実から目を逸らす方法を求めています」と声明を通じて同作についてコメント。「だからこそ、フライドチキンを食べながら、サスペンス満載のドラマを観て、おうち時間を充実させてみてはいかがでしょうか？」とおすすめしている。
残念ながら、アメリカ国外で全編を視聴する方法は今のところアナウンスされていないが、もし好評ならば、SNSなどを通じて公開される日がくるかもしれない。（フロントロウ編集部）
