ショーン・メンデスが寿司屋での「バナナ事件」を語る
先日、待望のニューアルバム『Wonder(ワンダー)』をリリースしたシンガーのショーン・メンデスが、恋人で同じくシンガーのカミラ・カベロとまだ付き合って間もない頃の爆笑エピソードをラジオ番組『Zach Sang Show(原題)』で明かした。
ショーンが“ショービズ界きっての良い人”というのは、彼のファンのあいだではすでに知られた話だが、その優しい性格が災いしてか、ショーンいわく、レストランで冷たくなった料理を出されたとしても、「ナーバスになってしまい何も言えない」というほど気弱な一面があるのだとか。
しかし、超ポジティブ思考でなんでもはっきり口にするタイプのカミラは、そういった場面でショーンのように怖気付くことは一切ないそうで、初デートでお寿司屋さんに行った際、ショーンが驚くような行動に…。
「よくみんなにするお気に入りの話があるんだ。ラテン系の人たちにとっては普通なのかわからないけど、初めてのデートで寿司屋に行った時、彼女が店員にバナナはあるか聞いたんだ。僕は冷たい料理を出されたとしても何も言わない。というか、ナーバスになっちゃって何も言えないたちなんだ。でも、彼女は寿司屋でまるで普通のことのようにバナナはあるかと尋ねたんだ。その時、一瞬にして自分の体が緊張状態に陥ったのを覚えてるよ。すぐさま小声でカミラに『なんで“バナナはあるか”なんて聞くんだよ。バナナなんかあるわけないだろ。ここは寿司屋だよ』って言ったけど、彼女は『だから何?あるならあるでいいし、ないならないで別にいい』って、全然気にしてない感じだった」
ほかのレストランならまだしも、よりにもよって寿司屋でバナナはあるかと尋ねたカミラに、最初は「一体何を言ってるんだ」と思ったというショーン。しかし、“バナナが食べたいからとりあえず聞いてみる”というカミラのブレない姿勢を見て、「どんな時でも“自分”であることの大切さ」を学んだそうで、「数ヵ月後、僕も寿司屋でバナナを頼むようになった(笑)」とまさかのオチも告白した。
カミラと付き合い始めてから、これまで自ら自分で制限をかけていたことから解放され、「自由になった」というショーンは、“つねに完ぺきである必要はない”ということを、カミラとの交際を通じて毎日のように教わっているそう。
ちなみに、“寿司屋だからバナナを頼む”ということではないそうで、どこにいても、何を食べるにしても、カミラは食事のお供としてバナナを欲するのだとショーンは説明している。(フロントロウ編集部)