Netflixで2020年に最も見られた作品が発表された。そのラインナップを見ると、この1年を思い出す…!(フロントロウ編集部)

激動の2020年、Netflixにも影響が

 アメリカのNetflixが、2020年に最も視聴された作品を明かした。また、それと同時に様々な変動のデータが公開されたけれど、自分たちのこの1年の生活の変化や心の動きを表しまくっている結果となった。

 2020年に起こったことといえば、もちろんまず初めに新型コロナウイルスのパンデミックが思い浮かぶ。3月頃から感染拡大が深刻となったけれど、その不安からか、3月と4月にはスタンドアップコメディの番組の視聴率が急増。そして外出自粛中に家のなかで出来ることを楽しみだした人も多い。その結果、3月には料理番組の視聴率も50%上昇した。

 そしてその後、5月25日にジョージ・フロイドの死亡事件が起こる。これまでアメリカでは警官によって黒人が殺される事件が多発してきたことから、フロイド氏の事件をきっかけに黒人の人権運動であるBlack Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)運動が大規模発生し、黒人コミュニティがある世界各国に広がった。

画像: ジョージ・フロイドの死を受けて発生した抗議デモで、市民と対立する警察。(2020年5月にロサンゼルスで撮影)

ジョージ・フロイドの死を受けて発生した抗議デモで、市民と対立する警察。(2020年5月にロサンゼルスで撮影)

 様々な社会問題を取りあげることでも評価が高いNetflix作品で黒人差別について学ぼうとした人は多く、2016年に公開されて非常に高い評価を得た『13th -憲法修正第13条-』の視聴率は、なんと驚異の5,000%上昇を記録。1992年のロサンゼルス暴動に関する2017年のドキュメンタリー映画『LA 92』も1,300%、ドラマ『親愛なる白人様』は700%、ドキュメンタリー『投獄: カリーフ・ブラウダーの失われた時間』は500%、映画『アメリカの息子』は270%の上昇を記録した。

 そんな2020年の後半には、この1年の疲れから楽に笑える作品を求めた人も多いのでは? 2020年10月2日に配信が開始されたドラマ『エミリー、パリへ行く』は、今年最も見られたコメディドラマとなっている。

 以下、米Netflixがジャンル別に発表した最も見られた作品。

ラブコメ
『キスから始まるものがたり2』
『好きだった君へ: P.S.まだ大好きです』
『スイッチング・プリンセス: もう一度スイッチ!』

家族についてのドラマ
『クイーンズ・ギャンビット』
『ザ・クラウン』シーズン4
『アンブレラ・アカデミー』シーズン2
『エノーラ・ホームズの事件簿』
『ラチェッド』
『オザークへようこそ』シーズン3
『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』

アクション
『オールド・ガード』
『タイラー・レイク -命の奪還-』
『コブラ会』
『スペンサー・コンフィデンシャル』
『プロジェクト・パワー』
『ザ・ファイブ・ブラッズ』

コメディ
『エミリー、パリへ行く』
『スペース・フォース』
『ヒュービーのハロウィーン』
『僕のミッシー』
『ホリデーオンリー: とりあえずボッチ回避法?』
『ケヴィン・ハートのもう知らねえ!』

ホーム&スイーツ
『パーフェクト・スイーツ』
『THE HOME EDIT 〜暮らしを変える整理術〜』
『夢のビーチハウス』
『アメリカンバーベキュー最強決戦!』
『マジカル・クッキング』

ドキュメンタリー
『監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影』
『タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!』
『内なる殺人者: アーロン・ヘルナンデスの素顔』
『アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録』

教育
『アメリカの息子』
『親愛なる白人様』
『投獄: カリーフ・ブラウダーの失われた時間』
『8:46』
『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』
『ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け』

リアリティ番組
『ラブ・イズ・ブラインド ~外見なんて関係ない?!~』
『ザ・ジレンマ: もうガマンできない?!』
『フロア・イズ・ラバ: 溶岩襲来!』

子供向け
『フェイフェイと月の冒険』
『アングリーバード2』
『ジングル・ジャングル ~魔法のクリスマスギフト~』
『クリスマス・クロニクル PART2』
『ウィロビー家の子どもたち』

(フロントロウ編集部)

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