テイラー・モムセンが『グリンチ』への出演を回想
ドラマ『ゴシップガール』のジェニー・ハンフリー役などで知られ、現在はロックバンド、プリティ・レックレスのフロントウーマンを務めるテイラー・モムセンが、2000年に公開されたジム・キャリー主演のクリスマス映画『グリンチ』に出演した時のことについて語った。
『グリンチ』は、子役としてキャリアをスタートさせたテイラーのデビュー作となっている。テイラーはその後、2002年に公開された映画『スパイキッズ2 失われた夢の島』などに出演した。
今回、テイラーは米NBCの番組『トゥデイ・ショー』に出演して、『グリンチ』への出演を回想。当時は、ウィッグやつけまつ毛、人工の歯などを装着した上で撮影に臨んだことを明かした上で、他のキャストたちが身につけていたような人工装具を装着していなかった理由については、「私はまだ幼くて人工装具を着けられなかったから、脚本に『この子はまだ、知識が十分じゃない』っていう台詞が付け加えられたの。それで、私は鼻が真っ赤に塗られた」と振り返った。
テイラーは続けて、『グリンチ』が今でもクリスマス映画の名作の1つとして親しまれていることに言及して、「『グリンチ』が人々に好かれているのは、優しくて、ハートウォーミングな物語だっていうことが核心としてあると思う。素敵なメッセージも込められているしね」と『トゥデイ・ショー』で語っている。「年齢に関係なく、心に訴えかけるものがあるし、そういう作品に参加できたことはすごく嬉しい」。
ジム・キャリーとの共演についても言及
番組のなかで、テイラーは主演を務めたジム・キャリーとの思い出についても言及しており、「すごく優しかったのを覚えてる。不安も抱えていたと思うんだけど、彼は自分の役割に対してすごく几帳面なの」と回想。
「私は幼いながらにも、彼の仕事っぷりを見て、『私は今、アーティストの仕事を見てるんだ』って思ったことを覚えてる」とテイラーは続けて語り、ジムとの共演を振り返った。
テイラーはさらに、「大人になって振り返ると、当時、最も自分が心を打たれたのは、ジェームズ・ホーナーという偉大な人と初めてレコーディングスタジオに入って、仕事をできたことかもしれない」と振り返り、同作で作曲を担当した、アカデミー賞受賞歴も持つ映画作曲家であるジェームズ・ホーナーとの仕事が今の自身に影響を与えているとも告白。
「人生において本当に衝撃を受けた瞬間だった。だって、『これからは音楽を作って生きていきたい。レコーディングスタジオって最高』って思えたんだから」とテイラーは続けて語り、アーティストとして活動している現在の自身のルーツになったと振り返った。
テイラーはプリティ・レックレスとしてニューアルバム『デス・バイ・ロックンロール(Death By Rock And Roll)』を2021年2月12日にリリースすることが決定しており、新作からはこれまでに、タイトルトラックとなる「Death By Rock And Roll」、「25」、「Broomsticks」の3曲が公開されている。
(フロントロウ編集部)