映画『アイアンマン』シリーズのペッパー・ポッツ役でおなじみの俳優グウィネス・パルトロウが俳優業から遠ざかっている「理由」は、性的暴行などの罪で服役中の元大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインにあった!?(フロントロウ編集部)

グウィネス・パルトロウが俳優業への情熱を失ったワケ

 映画『アイアンマン』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズといったマーベル作品への出演で知られ、約12年前から美容やウェルネスに特化したライフスタイルサイト「Goop(グープ)」を運営するビジネスウーマンでもある俳優のグウィネス・パルトロウが、俳優業から遠ざかっている理由を米SiriusXMのラジオ番組『Quarantined with Bruce(原題)』で明かした。

 映画『アベンジャーズ』シリーズなどのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品や、Netflixのオリジナルドラマ『ザ・ポリティシャン』に出演しているものの、以前と比べてスクリーンで見る機会がめっきり減っているグウィネス。

画像: グウィネス・パルトロウが俳優業への情熱を失ったワケ

 彼女によると、映画『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー主演女優賞を受賞してすぐ、自分は「演技をするのはそんなに好きじゃない」ことに気づいたそうで、そこから「自分は一体何者なのか? 自分はどういう人間で、どこへ向かっているのか?」と考えるようになったというグウィネスは、俳優としてブレイクしたことで感じるプレッシャーや、好奇の目に晒されることに耐えられなくなり、次第に俳優業への情熱も失っていってしまったという。

 「誰かと破局するたびにニュースの見出しになり、何を言っても何を着ても批判される。それにとにかく移動が多くて、つねに違う場所にいたから、どこか一箇所に根を下ろすのが難しかった。私のことを知ってる人はわかると思うけど、私はすごく家庭的なタイプで、古い友人と一緒に過ごしたり、(家で)料理をしたり、子供たちを思いっきり可愛がったりするのが大好きなの。ブダペストのホテルでひとり寂しく6週間も過ごすなんて無理。そんなの私じゃない」

 さらに、セクハラ撲滅を目指すムーブメント「MeToo」の元凶で、かつてハリウッドで多大な権力を持っていた元大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインの存在も、俳優業に魅力を感じなくなってしまった“原因”のひとつであることを明らかにした。

画像: ハーヴェイ・ワインスタイン(左)とグウィネス・パルトロウ(右)。

ハーヴェイ・ワインスタイン(左)とグウィネス・パルトロウ(右)。

 グウィネスは名前こそ出さなかったものの、「もっと本当のことを言えば、ミラマックスとの映画を作るときに乱暴でひどいボス(=ワインスタイン)とずっと一緒だったことも関係してる」と、ミラマックスの設立者で映画『恋におちたシェイクスピア』と『エマ』の2作品で仕事をしたワインスタインが彼女のキャリアを狂わせたことを告白。「(先ほどの話とワインスタインの件を)すべて合わせた結果、(俳優が)本当に私が進むべき道なのかどうかわからなくなっちゃった」とぶっちゃけた。

 ちなみにグウィネスもワインスタインによるセクハラの被害者であり、当時、彼女と交際していた俳優のブラッド・ピットがセクハラをやめるようワインスタインを問い詰めて、守ってくれたことをグウィネス本人が明かしている。(フロントロウ編集部)

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