セルフでブリーチするときに注意すべき3つのこと
ハイトーンや透明感のあるカラー、ビビッドカラーなどのヘアカラーを思い通りの発色で実現しようとするとき、必要になってくるのがブリーチ(脱色)。ブリーチをしてからカラーを入れると、キレイにヘアカラーが発色してくれるけれど、その一方でブリーチは髪にダメージを与えたり、ムラになったりすることがあるため、自宅で取り入れるには注意が必要。
自宅でのブリーチを失敗せずキレイに仕上げるにはどんなことに気をつければいいのか、プロのアドバイスをご紹介。
髪の状態がいいときに行なう
ブリーチをすることで心配なのが髪へのダメージ。なるべく髪を傷ませないためには、髪のパサつきや傷み、切れ毛などが気になるときには行なわず、髪の状態が良いときにブリーチすることが大切。
ビバリーヒルズを拠点に活動するヘアスタイリストのダリコ・ジャクソンは、「ブリーチをする日までに髪の毛のダメージを集中的にケアしておくようにして」と米Purewowにコメント。髪の状態をチェックして健康的であると感じたらブリーチをしてOKだという。反対にダメージがひどく、セルフのヘアケアでは補修できないと感じた場合は、自宅ではなくサロンでブリーチをするのが最善だとアドバイスした。
毛先からブリーチ剤をつける
自宅でのブリーチは、ムラになってしまうことも多いけれど、塗り方に気をつけることでムラになるのを防げるそう。ダリコは、「全体的に均一になるようブリーチするには、毛の根元からではなく毛先付近や真ん中あたりから塗っていくことが大切なんだ」とコメント。
毛の根元は、頭皮に近く体温の影響を受けやすいことから脱色されるスピードが早まるため、最初に塗るとムラができてしまうという。そのためブリーチ剤を塗る時は、髪の根元から離れた毛先や真ん中から塗り始め、徐々に根元に近づけていくようアドバイスした。
毎回パッチテストをする
市販のブリーチ剤のほとんどが事前にパッチテストを行なうことを推奨しているけれど、このパッチテストはブリーチの際には毎回必ず取り入れるべきだという。なぜなら、気付かないうちに体質が変わっていることもあるから。
ダリコによると、これまでブリーチで異常がなかった人も、体質などの変化によって頭皮がかぶれたり痛みが出たりすることがあるという。今までブリーチで異常がなかったからと過信せず、必ず毎回パッチテストを行なってからブリーチをするのを心がけて。
実現できるヘアカラーの幅を大きく広げてくれるブリーチ。自宅で取り入れる際は、プロのアドバイスを忘れずに。(フロントロウ編集部)