内側からのケアで冬でもうるおった唇に
唇が荒れて思うようにリップメイクが楽しめないという悩みは冬によくあるけれど、それに加えてある理由で今年はより唇が荒れやすい傾向にあるという。その理由は、マスクを着用することによる唇の乾燥。

多くのセレブに信頼されるフェイシャリストのサラ・チャップマンは、「唇は皮脂腺や汗腺がなく敏感だから、頻繁にマスクとこすれることが刺激になり、結果的に乾燥しやすくなってしまう」とメディアNet-a-porterで説明。
ただでさえこのシーズンは唇が荒れてしまうのに、今季はマスクの影響でさらにガンコな唇の乾燥に悩まされそう。そんなときこそ取り入れたいとサラがオススメするのが、内側からの唇ケア。唇のうるおいに内側からアプローチするのは、どんな方法があるのかをご紹介。
カフェインやアルコール、塩分を控えめに
唇を乾燥させないためになるべく控えるべきなのが、コーヒーなどに含まれるカフェインやお酒に含まれるアルコール、そして多くの食品に含まれる塩分。

サラは、「利尿作用の強いカフェイン飲料、アルコール類や、食べると喉が渇く塩分の多い食品は、摂取しすぎると唇も乾燥しやすくなる」と話し、なるべく摂りすぎないようアドバイスした。とくにすでに唇が荒れている場合は、これらの成分を摂取することで悪化しやすくなるため、一時的にできるだけ控えるのがベストだそう。
寝る前にしっかり水分補給
日中に唇のケアをしていても唇の荒れをまねく意外な落とし穴が、就寝中の乾燥。サラによると就寝中は唇の水分が失われやすく、その蒸発しやすさは起きているときにくらべてなんと最大25%にものぼるという。

そんな乾燥対策で取り入れたいのが、寝る前に水分を摂っておくこと。どれだけ保湿ケアを徹底していても、水分が蒸発してしまうことがあるため、寝る前にはリップケアだけでなくたくさんの水を飲んで体内の水分を蓄えておくことが大事なよう。
オメガ脂肪酸を積極的に摂取
日々の食事が、唇の乾燥を防いでくれることもある。サラは、「オメガ3、オメガ6、オメガ9脂肪酸が豊富な食事は、唇のバリア機能の働きを高めてうるおいを保ちやすくしてくれる」と話し、とくに唇が荒れやすい今の時期は積極的に摂取することをオススメ。

オメガ3脂肪酸は魚介類、オメガ6脂肪酸は肉や卵、オメガ9脂肪酸はアボカドやアーモンドなどに豊富に含まれている。もしこれらの食品を日常的に取り入れることが難しい場合は、サプリメントなどで取り入れてもOKだそう。
冬の厳しい乾燥だけでなく、マスクによる刺激でも乾燥しやすくなる唇。唇をうるおす内側からのケアは肌にもうるおいをもたらしてくれるものなので、取り入れてみては。(フロントロウ編集部)