ガル・ガドットは再撮影に参加した?それともしてない?
前作『ワンダーウーマン』に続き、公開中の最新作『ワンダーウーマン 1984』でもワンダーウーマンことダイアナを演じるガル・ガドットが、ザック・スナイダー版『ジャスティス・リーグ』の撮影には一切参加していないことを米MTV Newsのインタビューで明かした。
「私は何も撮影してないし、見たこともない。だから、ザック版をすごく楽しみにしてる。今年は色々あったからもう何も驚かない。だから、(スナイダー監督が『ジャスティス・リーグ』を撮り直すと聞いても)驚かなかったし、彼が自分のバージョンの作品を公開できて本当に良かった」
フロントロウでも何度かお伝えしたが、2017年に公開された映画『ジャスティス・リーグ』は、監督のザック・スナイダーが娘の死を受けて撮影終了後に監督を降板したのち、脚本や内容に大幅な修正が加えられ、スナイダー監督の当初の構想とはだいぶ違う作品となって公開された。
スナイダー監督の後任として再撮影や編集を行なったジョス・ウェドン監督版の『ジャスティン・リーグ』はファンからも大不評で、“スナイダー監督の構想に近いバージョンを公開してほしい”という声が絶えなかったことから、その後、『ザック・スナイダー版 ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder's Justice League)』がHBO Maxで配信されることが決定。そのために、“ほとんど撮り直し”といっても過言ではないほど大規模な再撮影が行われた。
再撮影には、バットマン役のベン・アフレックやサイボーグ役のレイ・フィッシャー、メラ役のアンバー・ハードといった面々が参加。さらに、現在、映画『ファンタスティック・ビースト3(仮)』を撮影中のエズラ・ミラー(フラッシュ役)も、『ファンタビ』の制作スタッフの協力のもとリモートで撮影を行なったことが明らかになっている。
再撮影に参加していないということは、恐らく過去に撮影した分の映像を使用するということだと思うが、どういったかたちで物語が展開していくのかはガルもまったく知らされていないようで、「ザック版をすごく楽しみにしてる」という彼女の口ぶりからも、まったく関与していないことは明らか。果たして、各話1時間の全4話構成になるというザック・スナイダー版『ジャスティス・リーグ』はどんな作品に仕上がっているのか。(フロントロウ編集部)