コンシーラーが崩れるのはなぜ?
コンシーラーで気になる、ひび割れや浮き、シワへの入り込みといった崩れ。最近ではコンシーラーも進化が進み、長時間ヨレにくいタイプもたくさん登場しているけれど、結局時間が経つとヨレてしまってメイク直しのたびにコンシーラーを塗り直しているという人もいるのでは? そんなコンシーラーの崩れを防ぐには、なぜ崩れやすくなっているのか、その原因を知ることが大切。
1980年代から数々のセレブのメイクを手掛け、30年以上のキャリアを持つ大御所メイクアップアーティストのボビイ・ブラウンによると、コンシーラーが崩れやすいのは、メイク前のあるステップが引き金となっていることが多いという。
保湿加減がヨレやすさを左右する
メイクの前には、乳液やクリームなどを使って肌を保湿することが大切だけれど、じつはこの保湿加減とコンシーラーのヨレやすさは切っても切れない関係。
米Healthのインタビューでボビイは、読者から届いたコンシーラーがヨレやすいという悩みに対し、ヨレる場合はスキンケアを適切な保湿加減でできていないことが多いと回答。とはいえ、自分の保湿加減が多いのか少ないのか判断は難しいけれど、それはどんなヨレ方をしているのかをチェックすることで分かるという。
コンシーラーが浮くようにヨレる場合は、乳液などの保湿剤を塗りすぎている可能性が高いという。多すぎる保湿剤は、肌の上に必要以上に膜をつくることで肌とコンシーラーが密着するのを邪魔してしまう。その結果、時間が経つとコンシーラーが浮き上がり、ヨレやすくなるのだとか。自分の崩れ方がこれだなと思ったら、保湿を少し控えめに調整するようにしてみて。
その一方で、コンシーラーを塗った部分がびび割れたり、シワに入り込んだりすることが多いなら、乳液などの保湿剤が足りていないサイン。この崩れ方をしている場合についてボビイは、メイク前の保湿を強化するよう勧めた。
また、浮いたりびび割れたりといったこの崩れ方のパターンは、季節や肌のコンディションによっても変わるもの。そんなときには、もう一度保湿加減を見直してヨレを防ぐことが大切。
コンシーラーがヨレる原因と、その予防法。自分のヨレ方に合った対策を取り入れて、メイク直しの手間を省いてみては。(フロントロウ編集部)