エリオット・ペイジ、支えてくれたファンに感謝
エリオット・ペイジは、これまで映画『JUNO/ジュノ』や『インセプション』、ドラマ『アンブレラ・アカデミー』など様々な人気作に出演してきた俳優。
2020年12月初め、自身のTwitterでトランスジェンダーであることをカミングアウトしたエリオットは、サポートしてくれたファンに対し、Instagramに感謝のコメントを投稿。「心の底からありがとう。あなたの愛とサポートが最高の贈り物となっています。安全でいてね。お互いに支え合って。できる人は、@transantaと@translifelineを支援してください。2021年に会いましょう。Xoxo Elliot.」と自撮りと共にコメントした。
TranSantaとは、ドラマ『POSE/ポーズ』に出演したインドゥヤ・ムーアが立ち上げた団体で、ユーザーがトランスジェンダーの子供や困っている若い大人に匿名でプレゼントを贈ることができるというもの。そしてTrans Lifelineとは、自身の身に危機が迫ったトランスジェンダーの人々が利用できるホットライン。
トランスジェンダーに対する暴行事件やトランスジェンダーの人々を嫌悪するトランスフォビアの存在は十分な情報発信や問題提起がなされてこなかったことが問題の一つだけれど、エリオットのカミングアウト後、アメリカの主要なテレビ局でトランスジェンダーのニュースを扱う機会が増えたという。
エリオットの投稿には、ファンや仲間のセレブリティからの応援の声が寄せられた。ジェニファー・ガーナーは「大きい大きい愛を、エリオット」とコメントし、ジェームズ・ガンはシンプルなハートの絵文字を投稿。トランス・ライフラインはエリオットにトランスジェンダーのことを広めてくれたことに感謝の意を示した。
エリオットは引き続きドラマ『アンブレラ・アカデミー』のシーズン3にヴァーニャ役で出演することが決まっている。同作品は、2021年に撮影が開始される予定。(フロントロウ編集部)