デリバリーピザについてくる「プラスチックのあれ」の正体とは?(フロントロウ編集部)

デリバリーピザの謎アイテム

 2020年ももうクリスマスや年末年始の時期。新型コロナウイルスの影響もあって、今年は家で楽しむことにした人も少なくないのでは? 家で楽しむとなると、デリバリーを取ろうかとなることも。そして複数人で楽しめるデリバリー料理といったら、やっぱりピザ!

 ピザーラやドミノ・ピザ、ピザハットなど、デリバリーピザには数多くのブランドがあるけれど、まるくて、1枚で何種類かの味を選べるのはどこも一緒。そしてどのピザも、紙の専用ボックスに入れられてくる。さらに、もう1つ、どのデリバリーピザでもついてくるものがあることを思い出した人はいる?

 ワクワクした気持ちでボックスを開けると、そのピザの真ん中には、“何かよく分からないプラスチックの部品”が入っていない?

画像: デリバリーピザの謎アイテム

あるTikTokerが思いついた使い道は?

 非常に馴染みのあるものだけれど、その正体を疑問に思ったことがある人も少なくはないはず。そんななか、“それ”の使い方を見つけたとする1人のTikTokユーザーの動画がバズった。その映像では…?

 取りたいスライスの隣のスライスに“あれ”を置き、その上を指で押さえ、欲しいスライスをちぎる。すると、キレイにスライス同士が切り離されるうえ、別のスライスを汚すこともない。

 動画の投稿主はこの使用用途にかなり自信があるようで、「この方法に気がついたのは何歳の時だった?」とコメントしている。

「ピザセーバー」が開発された理由

 しかし、あのプラスチックの部品が開発されたのは、じつは別の理由から。まず、あの部品にはいくつかの呼び方があり、代表的なものは「ピザセーバー」という。ピザを守るもの(セーバー)という名前のとおり、その目的は、箱がピザに触るのを防ぐため!

 ピザのボックスは、ご存知のとおり紙なので、アツアツのピザが冷めないまま中にあると、その湯気でどんどん真ん中部分が落ちてきてしまうという。そこで1983年に、アメリカのニューヨークに住んでいた1人の女性がピザセーバーの特許を申請し、85年に登録された。(しかし93年に失効した)。

 意外にも歴史があるピザセーバー。他にも便利な使い道があるかもしれない。(フロントロウ編集部)

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