ラッパーのリル・パンプが飛行機内でのマスクの着用を拒否したとして、米ジェットブルー航空から出入り禁止処分を受けたことが明らかになった。(フロントロウ編集部)

リル・パンプがジェットブルー航空を出禁に

 2017年にリリースした「グッチ・ギャング(Gucci Gang)」でブレイクを果たしたことで知られるラッパーのリル・パンプが、新型コロナウイルス禍で義務付けられている飛行機内でのマスクの着用を拒否したとして、アメリカの航空会社であるジェットブルー航空から出入り禁止処分を受けた。

画像: リル・パンプがジェットブルー航空を出禁に

 ジェットブルー航空の担当者が米TMZに明かしたところによれば、リルは米現地時間2020年12月26日、フロリダ州フォートローダーデールからロサンゼルスまでの機内で客室乗務員に攻撃的な言葉遣いをしたほか、航空中にマスクを外して、客室乗務員にマスクを着けるようお願いされても着用を拒否したという。また、乗務員は米TMZに対し、リルが機内で鼻水をすすり、咳をしていたとも証言している。

リル・パンプはマスク着用をそれでも拒否

 ジェットブルー航空から出入り禁止処分を言い渡されたリルだけれど、彼はそれでも“マスクを着けない”という自分の信念を曲げるつもりはないようで、SNSにアップした現在は削除されている動画で、「ジェットブルーはクソ食らえ」とジェットブルー航空を批判した上で、マスクを着けるつもりはないと述べたと米TMZは伝えている。

画像: リル・パンプはマスク着用をそれでも拒否

 その後、ロサンゼルス国際空港で米TMZの取材班に直撃され、「なぜマスクを着けない」のかと訊かれたリルは、「俺はコロナなんて信じていないんだ」と答えている。インタビュアーが「Coviid-19を信じていないのですか?」とさらに尋ねると、リルは一言、「信じてない」と応じている。リルは米TMZの直撃を受けた際にも、黒いマスクこそ着けていたものの、口元を覆っていたのみで、鼻は出した状態でマスクを着用していた。

 ここ数ヶ月でリルの行動が注目を集めたのは今回が初めてではなく、彼は昨年行なわれたアメリカ大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ現大統領への支持を表明したことでも波紋を呼んだ。

 リルのトランプ大統領への支持表明をめぐっては、モデルのベラ・ハディッドがリルを「負け犬」と呼んで批判するなど、民主党支持者が多いショービズ界からは批判の声があがっていたものの、リル本人は、実は大統領選に投票するにあたって必要な事前登録を済ませておらず、投票していなかったことが報じられている。(フロントロウ編集部)

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