ニコール・キッドマン、美容業界に進出
オスカー俳優のニコール・キッドマンが、大麻草から抽出される成分「CBD(カンナビジオール)」製品を取り扱う米ウェルネスブランド「SeraLabs」と提携を結ぶと発表。同社のグローバルアンバサダーとして就任すると同時に、戦略的ビジネスパートナーとしても事業に携わるとされる。
とくに、今後は同社のブランドのなかでも、CBDを配合したリップクリームや保湿剤などのスキンケア製品を手頃な価格帯で提供する人気シリーズ「セラトピカル(Seratopical)」に力を入れていくと報じられている。
今回の発表を受け、ニコールは「私は(以前から)セラトピカルの製品の熱心なファンであり、彼らの使命を心から信じている。だから、より大きな形でチームに加われることは、私にとって重要なことだった。このパートナーシップにより、今後はセララボが手がけるセラトピカルの戦略的方向性と製品開発とメッセージに大きく関わることになるでしょう」 と米Peopleで語った。
さらに、ニコールは「私にとって重要だったのは、女性が創業し、課題解決を基盤とした安全で高品質なアンチエイジング、鎮痛、超保湿製品の開発を最優先とする企業と協力すること。そこでは、あらゆる立場の女性や男性が開発に携わっていた」と、UN Women(国連女性機関)の親善大使としても活躍するニコールらしさをにじませた。
きっかけは、足首の怪我
昨年の2020年5月、朝のジョギング中にあやまって足首を骨折したニコール。オーストラリアのTV番組「ザ・プロジェクト」に出演した夫キース・アーバンによると、骨折自体は軽度のものではあったけれど、数週間はギプスを装着しての生活を余儀なくされていたという。
その足首の療養中に出会ったのが、セラトピカルの「ラピッド スムージング クリーム ロールオン」。痛みや炎症を和らげる鎮静作用を持つとされる「CBD」を配合したクリームで、足首の痛みを緩和するために愛用していたそう。
ニコールは「足首の怪我の痛みがひどくなるたびに、ラピッド スムージング クリームを使っていたの。劇的な変化をもたらしてくれたわ」とコメント。続けて、ニコールは「(それ以降は)いつもハンドバッグの中に入れて持ち歩いている。(ロールオンだから)散らからないし、従来の筋肉痛や関節痛のクリームのような匂いもしない。実を言うと、とてもいい香りがするのよ」と語っている。
ほかにも、かかと用クリームの「ザ クラック ヒール スフレ」も大のお気に入りのようで、ニコールは「とても軽く水分を多く含んでいて、肌に溶けこむようになじむの。よく裸足で歩いているんだけれど、いまでは(これ無しで)どうやって生活していたのかわからないわ」と話している。
以前にも、俳優のクリスティン・ベルがCBD製品を取り扱うコスメブランド「ハッピー・ダンス」を立ち上げるなど、セレブの間でも参入が広がるCBD市場。2026年には市場規模が210兆円(2兆ドル)を超えると予想されており、今後の展開が期待される。(フロントロウ編集部)