映画『ホーム・アローン』で主人公のケビンを演じて大ブレイクした俳優のマコーレー・カルキンが、『ホーム・アローン2』から「あの場面」を消すよう求める声に同意した。(フロントロウ編集部)

『ホーム・アローン2』に“ある要望”が相次ぐ

 クリスマスの名作として今もなお根強い人気を誇る映画『ホーム・アローン』の続編『ホーム・アローン2』に出てくるとあるシーンに、「削除」を求める声が相次いでいる。公開から30年近く経っているにもかかわらず、なぜ今になってそのような声があがっているのか? その理由は、問題のシーンに登場する“人物”にあった。

 主人公のケビンを演じるマコーレー・カルキンとの絡みもあるので覚えている人も多いと思うが、『ホーム・アローン2』には、映画の撮影場所として使われたプラザホテルの当時のオーナー、ドナルド・トランプ米大統領がカメオ出演している。

画像: ©︎20TH CENTURY FOX

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 トランプ大統領といえば、熱狂的な支持者がいる一方で、歴代大統領で初めて任期中に二度も弾劾訴追されるなど、悪評が絶えないことでも知られる。そんなトランプ大統領に対し、クリスマス映画として世界中の人たちから愛される『ホーム・アローン』の出演者として「ふさわしくない」という意見も。

 以前からそういった声はあったが、トランプ大統領の支持者たちによる先日の連邦議会襲撃事件をうけて、より一層、その動きが強まっており、ネット上は『ホーム・アローン2』からトランプ大統領の出演シーンをカットすることを要求する声であふれている。

 ケビン役のマコーレーも再編集に賛成のようで、「『ホーム・アローン2』に出てくるトランプを、40歳になったマコーレー・カルキンにデジタル加工で置き換えることを求めます」というファンのツイートに、「(その案に)乗った」と返信するかたちで賛同。このやりとりを見たほかのファンも大半が好意的な反応を示している。

 ちなみに、トランプ大統領が出演した経緯について、クリス・コロンバス監督は、「プラザホテルのセットを作ることができなかったから、どうしても本物のプラザホテルのロビーで撮影がしたかったんだ。撮影料はちゃんと支払ったけど、彼(トランプ大統領)から『私が映画に出演することが、プラザを使用できる唯一の方法だ』 って言われたから、僕たちは彼が映画に出演することに同意したんだ」と、トランプ大統領が半ば強引にカメオ出演の約束を取り付けたことを、後日談として明かしている。(フロントロウ編集部)

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