カミラ・カベロがアクティヴィストのための基金を設立
2019年にソロとしてのセカンドアルバムとなる最新作『ロマンス』をリリースしたシンガーのカミラ・カベロが、非営利団体のMovement Voter Fundと手を組み、「ヒーリング・ジャスティス・プロジェクト」と銘打った基金を設立したことを発表した。
これは、アメリカで社会に変化を起こすために活動しているアクティヴィストたちを支援するために立ち上げられたプロジェクトで、「ヒーリング・ジャスティス・プロジェクト」では今後、アクティヴィストたちのメンタルヘルスをケアすることができる10の組織に資金を提供する予定だという。
米The Hollywood Reporterによれば、カミラはすでに着手金を寄付しており、さらに、これまでに集まった合計額と同じ額を寄付したという。第1回の助成金は約2,750万円(25万ドル)だといい、カミラは今後も寄付を続けていくという。
生涯にわたるプロジェクトになる
カミラによれば、社会の正義のために自分に何ができるかを考えたことが今回のプロジェクト設立につながったといい、「私はここ数年間、パンデミックの影響で家にいたこの1年は特にそうですが、何度も自分と向き合いながら、人々を積極的に抑圧するような体系や信念に自分がいかに貢献してきたかについて勉強し、理解を深めてきました」と米The Hollywood Reporterに語っている。
カミラは、「私は、自分には、私たちのコミュニティを癒すために取り組んでくれている人たちを支援するためにできることがもっとあり、それを実行しなければいけないということに気がついたのです」とした上で、プロジェクトの目的について次のように続けた。
「市民による組織にいるような方々は、不公平な体系に立ち向かいながら、疲弊や、感情的な負担、トラウマに直面しています。私たちの願いとしては、そういった方々が社会的正義を提唱する重要な活動を続けている時に、彼らが必要とするかもしれないサポートにアクセスできるようにすることです」。
カミラはインスタグラムでもプロジェクトの立ち上げを報告しており、「これは生涯にわたるプロセスになりますが、(自分にできることに)気がつけたことで、ポジティブな変化の一部になるために、自分にできることをし始めることができました」と、「ヒーリング・ジャスティス・プロジェクト」がライフワークになることを報告。
その上で、「ことあるごとに私たちのために立ち上がってくれているアクティヴィストの方々に感謝しています。みなさんのことは見えていますし、聞こえています。私たちはみなさんのそばにいます」と、社会的な正義のために活動しているアクティヴィストへの感謝を述べた。(フロントロウ編集部)