エゴサーチとその結果について葛藤してきたアン・ハサウェイ
エゴサーチとは、自分自身の名前やハンドルネームを検索し、インターネット上での自分の評価を確認すること。「エゴサ」という略称でも呼ばれるこの行為は、いい評価や好意的なコメントを知れる一方で、悪い評価や誹謗中傷に出くわすというデメリットも多い。
有名、無名に限らず多くの人々を一喜一憂させるエゴサについて、映画『プラダを着た悪魔』や『オーシャンズ8』に出演したアン・ハサウェイもかなり悩まされていたよう。2014年に出演したテレビ番組『エレンの部屋』では、以前エゴサした際に「なぜ人々はアン・ハサウェイを嫌うのか?」というネット記事を発見し、「お腹にボディブローを受けたような」衝撃を受けたという。
そんな経験を経たアンが現在、かつてエゴサで見つかる誹謗中傷について、現在考えていることを明かした。
「流れに身を任せればいい」とアン・ハサウェイ
かつてアンは誹謗中傷する人々に対し、「あんな(ネット上で自分を中傷している)人たちの言う事は信じない。いかなる点においても同意したりしない。自分で自分を知りたい。人から知らされるのなんて嫌」とまで言っていた。
その後の2019年、米Peopleのインタビューでは、「誰にでも意見を言う権利はある。 私が評価するのは、否定的な意見の背後に知性がある場合。私が嫌いなのは、怠惰なネガティブさ。誰かを叩きのめすなら、自分の意見を述べて!ウィットに富んでいて、少しダジャレを入れてもいい」と、少し余裕まで見せていた。
そして2021年、英The Sunのインタビューで再びエゴサで見つかる誹謗中傷について尋ねられ、「そういったこと(ネットでの誹謗中傷)があったからこそ、信じられないほどの力を得ることができた。だから私が言いたいのは、悪いことが起こっても、それを恐れずに、それに合わせて、流れに身を任せればいいということ」と、コメント。
あれほど傷つけられた経験に対処し、先に進めたアンの力強さはとても素晴らしいこと。誹謗中傷が人に与える影響は非常に大きく、その傷への対処の仕方は様々だけれど、アンはこうして自分のパワーに変えていくという方法を見つけたよう。(フロントロウ編集部)