『ブリジャートン家』がとんでもない快挙を達成
19世紀初め、摂政時代終末期のイギリス・ロンドンを舞台に名門貴族たちが“真実の愛”を追い求める物語を描いたNetflixのオリジナルシリーズ『ブリジャートン家』。
煌びやかな世界観が現実逃避にピッタリで、過激なラブシーンもたくさん登場する同作が、海外で近年稀にみる爆発的ヒットとなり、連日話題となっていることは、フロントロウでもお伝えしてきたが、2020年のクリスマスの配信開始から28日間(4週間)で、なんと8200万世帯で視聴されたというとんでもない数字を記録を打ち出していたことが米Netflixが開示したデータにより明らかになった。
この数字は、これまで同期間で7200万世帯に視聴され、歴代トップに君臨していた、ヘンリー・カヴィル主演のダーク・ファンタジー・ドラマ『ウィッチャー』の成績をはるかに凌ぐもの。
当初、『ブリジャートン家』の28日間での視聴世帯数は6300万で着地するだろうと試算され、歴史ロマンス劇がそれだけヒットするのはすごい事だと言われていたが、フタを開けてみると、それを1900万世帯も上回る人々が同シリーズに魅了されたことになる。
日本以外のすべての国でトップ10入り
『ブリジャートン家』は、アメリカ、イギリス、フランス、イタリアをはじめとする世界83カ国でNetflixのドラマ部門の視聴者数ランキング1位を記録。さらに、Netflixが展開されている、日本以外のすべての国でトップ10入りを果たしている。
米作家ジュリア・クインによるロマンス小説シリーズ『ブリジャートン シリーズ』を原作としている同シリーズは、シーズン2の制作が正式発表されたばかり。
ファーストシーズンは、フィービー・ディネヴァー演じる名門貴族ブリジャートン家の長女ダフネと、レゲ=ジャン・ペイジ演じる過去に暗い闇を抱える若き公爵サイモン・バセットの恋を主軸にした、小説シリーズ第1作目の『恋のたくらみは公爵と(The Duke and I)』に沿って描かれたが、シーズン2は第2作目の『不機嫌な子爵のみる夢は(TheViscount Who Loved Me)』のあらすじを下敷きに、ジョナサン・ベイリー演じるブリジャートン家の長男アンソニーを主人公に迎えた物語が展開するという。
話題を拡散してくれたファンたちにお礼のメッセージ
『ブリジャートン家』はTikTokやツイッターをはじめとするSNSを通じて、口コミで人気が広まったした作品としても知られる。
同シリーズの輝かしい成績は、一重にこの作品に惚れ込み、話題を拡散してくれた一般ユーザーたちのおかげだと、『ブリジャートン家』の公式インスタグラムでは、ヒット御礼を記念して、同作を取り上げたSNS投稿やキャストたちが応じたトーク番組の映像を詰め込んだスペシャル動画が公開された。
キャプションには、「おめでとうございます! みなさんの努力の試聴の甲斐あって、『ブリジャートン家』はNetflix史上最大の作品となりました」というメッセージが。
さらに、サイモン役のレゲは、シーズン1の撮影に携わったスタッフやキャストの集合写真を公開し、「8200万!僕たち全員より、みなさんに愛をこめて」とコメント。
ダフネ役のフィービーは「本当にクレイジー。ショーを支えてくれた素晴らしいチームを誇りに思う! みなさん、愛してくれてありがとう」、ペネロぺ・フェザリントン役の二コラ・コーグランも「何て言葉にしたらいいかわからない。みなさんありがとう!」などとコメントして喜びを表現している。
(フロントロウ編集部)