※映画『ブラックパンサー』のネタバレを含みます。
『ブラックパンサー』に対する特別な思いを明かす
マーベル映画史上初の黒人ヒーローを主人公に据えた映画『ブラックパンサー』で、MCU屈指の悪役エリック・キルモンガーを演じた俳優のマイケル・B・ジョーダンが、続編出演に意欲を見せた。
ご存じの方も多いと思うが、昨年8月、この作品で主人公のブラックパンサー/ティ・チャラを演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが、大腸がんとの約4年間の闘病の末に43歳の若さで死去。『ブラックパンサー2(仮)』の撮影は年内にスタートすると言われているが、現時点でわかっているのは、チャドウィックの代役を立てることも、デジタル技術を使ってチャドウィックを復活させることも“ない”ということだけで、主役不在の続編をどのようにして成立させるのかは明かされていない。
マイケル演じるキルモンガーは前作『ブラックパンサー』のラストで死亡したが、強烈なインパクトを残したキルモンガーの再登場を望む声は多く、チャドウィックが亡くなったことを受けて、より一層、続編出演を熱望する声が増えている。
マイケル本人も続編出演に意欲を見せており、先日、米Peopleのインタビューでその可能性を問われ、「(『ブラックパンサー』は)たくさんの理由から、僕にとってとても大切で愛すべき作品なんだ。身近な人を失ってすごく辛い一年だった。(チャドウィックの死は)フランチャイズにとって壊滅的な出来事だったと思う。でも、自分が演じるのが大好きなキャラクターとしてあの世界にいることや、(脚本・監督の)ライアン・クーグラーと一緒に仕事をすることは、僕にとっては家族行事も同然。作品を通じて、僕らは家族を作ったんだ。だから、あの世界に戻ることは、僕のなかにつねに選択肢としてある」と返答。マイケルは以前から再出演に前向きな姿勢を見せているが、今もその思いに変わりはないよう。
ちなみに、続編の進捗状況は出演者も詳しくは知らないようで、前作に続きティ・チャラの母ラモンダを演じるアンジェラ・バセットは、つい最近、米Entertainment Tonightのインタビューで「(制作陣は)大きな転換をしなければならず、今まさにその作業を行っているところで、誰も何も知らない状態」と明かしている。(フロントロウ編集部)