予算はほぼゼロ円!なんでも低予算で“リメイク”
以前フロントロウでご紹介したロシアの動画制作チームStudio 188が、あるドラマの低予算バージョンを制作し、再び脚光を浴びている。
Studio 188は、2018年8月にMCU映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の完コピ動画をアップしてからというもの、様々な作品の低予算バージョンを公開している。映画ファンはそのヘタウマな完成度に思わずニッコリ。Studio 188は、いまや28万人もの登録者数を超えるアカウントに成長した。
彼らの動画の特徴は、一つ一つの小道具は雑すぎるというのに、妙に動きやタイミングが本物とぴったり合っているため完成度が高く感じるところ。ほぼゼロ円で動画を制作しているとはいえ、元の作品への愛を感じられる。
Studio 188、今度はドラマ『ザ・ボーイズ』の動画を制作
そんなStudio 188が新作のテーマに選んだのは、欲と名声にとりつかれ腐敗したスーパーヒーロー集団を倒すべく、「ザ・ボーイズ」というグループが奮闘する異色のアクションドラマ『ザ・ボーイズ』。気になるその動画がこちら。
この動画を見たホームランダー役のアントニー・スターは、自身のインスタグラムで「新型コロナウイルスを止められなければ、シーズン3はこんな風になっちゃうぞ…安全でいてくれ…」とコメント。
初めは「狙いすぎ」感が否めないものの、見ているうちにジワジワ面白さが増していき、最後にはつい爆笑してしまうこの動画。ヒーロー組織であるヴォートのロゴはルノー社の車のフロントを移した写真だし、胸元のロゴの代わりにピザをつけたホームランダーの背後にあるホームランダーの肖像写真は、プーチン大統領に置き換わっている。
全体的に小ネタ満載でどこから突っ込んでいいかわからない最高の仕上がりに、世界中のファンが大歓喜したStudio 188の新作だった。(フロントロウ編集部)