『ウォーキング・デッド』でリック役のアンドリュー・リンカーンが主演を務める映画版の撮影は、今年の春に開始予定。しかし、ある罠が発覚…。(フロントロウ編集部)

アンドリュー・リンカーン、撮影参加に1つの罠

 長年企画が進められていたドラマ『ウォーキング・デッド』の映画版は、シーズン9をもってオリジナルシリーズを卒業したアンドリュー・リンカーンが演じる主役リックをメインにした作品となっており、多くのファンはふたたびリックが帰ってくることを心待ちにしている。

 映画版の話は、もう7年も前のシーズン4の頃から、ショーランナーのスコット・M・ギンプルとアンドリューが話し合ってきたことであり、正式に発表されたのは3年前の2018年。それからしばらく大きな動きがなく、さらに新型コロナウイルスが重なり、撮影開始には至っていない。

画像: アンドリュー・リンカーン、撮影参加に1つの罠

 しかし2020年末に、アンドリューが、2021年春の撮影開始を予定していることを明かした。これはかなり嬉しいニュースだけれど、ここにきてまた、1つの大きな問題が出てきてしまった。米Extraのインタビューでアンドリューは、こんなことを口にした。

 「良い意味で、もしすべてが上手くいって、僕が国を出ることが出来るなら、春から夏にかけてアメリカに戻って撮影するつもりだよ」

 そう、みんな忘れてしまいがちだけれど、アメリカ人の元保安官であるリックを演じたアンドリューは、イギリス人なのだ。

画像: イギリスの文豪チャールズ・ディケンズによる『クリスマス・キャロル』の舞台のリハーサルに臨むアンドリュー・リンカーン。

イギリスの文豪チャールズ・ディケンズによる『クリスマス・キャロル』の舞台のリハーサルに臨むアンドリュー・リンカーン。

イギリスはロックダウン中

 イギリスは現在ロックダウンに入っており、当初は2月15日までとされていたけれど、ボリス・ジョンソン首相は延期することを発表している。一方で、イギリスでもアメリカでも、映画やドラマなどの制作は続けられている。

 現時点ではイギリス政府は渡航について、娯楽としてのものは禁止しており、何かしらの理由があり、法的許可を得た上でのものに限定している。また、アメリカは、過去14日間のうちにイギリスやアイルランドに滞在していた人物の入国を禁止している。

 このことから、例えアンドリューが法的許可を取れたとしても、アメリカへの入国は、現時点では厳しいと予想できる。アンドリューがアメリカに住んでいたら、『ウォーキング・デッド』映画版の撮影が2021年春に開始される可能性は濃厚だったけれど、現時点ではどうなるかまったく分からないといったところ。春までに、各国の状況はどうなっているのだろうか。

画像: イギリスはロックダウン中

 ちなみに、スコットは、ダナイ・グリラ演じるミショーンが映画版かスピンオフ作品かに姿を現すと発言しており、そのヒントとして、「ミショーンがどうやってドラマから卒業したかに注目すべきだよね」としている。ミショーンはリックを探す旅に出たため、再登場するのが映画版である可能性は十分にある。

 ファンが長らく待っている映画版だけれど、気長に待つ価値はありそう。(フロントロウ編集部)

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