※この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド』のネタバレが含まれます。
『TWD』リックとミショーンの再共演はある？
ドラマ『ウォーキング・デッド』の主役だったリック役のアンドリュー・リンカーンがシーズン9で卒業し、シーズン2から登場していたメインキャラクターであるミショーン役のダナイ・グリラはシーズン10で卒業。2シーズン連続で、長い間ドラマで活躍したキャラクターが卒業することになったけれど、リショーンと呼ばれて人気を博したカップルは2人とも命を落としてはいないため、再登場が期待されている。
リックに関しては現在映画版の制作が進められているため、もう長いことファンはその完成を待ち望んでいる。米Comicbookのインタビューで、インタビュアーが「これを聞かないと多くのファンに怒られる…」と口にすると、すぐに質問を察したショーランナーのスコット・M・ギンプルは被せ気味に「僕たちはまだ映画版に取り組んでいるよ。進行中」とコメント。
しかし今回聞きたかったのは、リックとミショーンについて。映画はいつでも進行中じゃないですかと反応したインタビュアーは、いつもとは少し違った質問として、「私たちはリショーンの最後は見たんですかね？」とスコットに聞いてみたところ、思わず歓声を上げてしまいそうな回答が！
「オゥ…、あ～…、そうだね、僕はまったくそうは思わない。僕は、僕たちは映画の制作中であると言った。君は、その質問をした。そういう風に考えてほしい。さらには…、変なことだけど僕は今日の夕方にも他の人と話していたんだけど、みんなミショーンがどうやってドラマから卒業したかに注目すべきだよね」
『TWD』ミショーンの最後は新たな旅の始まり
リショーンの最後は見ていない。つまり、今後リックとミショーンが一緒にいる姿をふたたび見る可能性が高い！ そしてスコットが言及したとおり、ミショーンの最後は、新たな物語が待っているようだったことは記憶に新しい。ミショーンが最後に助けた男女2人組の男性は、数年前に爆発的人気を誇った動画シェアアプリVineで世界最多フォロワーを誇ったキング・バッチが演じた。スコットによると、このキャスティングにも意味があるという。
「何かが起こっていた。そう、キング・バッチがいた。彼には感謝してる。彼の最後も見てないだろう。あれがキング・バッチだったのは理由があってのことだよ。彼女が一緒にいたのは、すごく大きなグループだったけど」
リショーンについてだけでなく、おそらく映画か、もしくはスピンオフ作品かで触れられる可能性が高いとみられる物語に関してまで口を開いたスコット。ダナイは自身の番組卒業に際して、ミショーンをふたたび演じることはなさげな態度を見せていたけれど、スコットは2020年10月に米Colliderのインタビューで、「君達はミショーンを見ることになる。ミショーンの物語を再び伝えるよ。ドラマでの彼女の最後は、様々な意味で、物語の始まりだっただろう」と明かしていた。
少なくともスコットの頭の中には、今後の『ウォーキング・デッド』ユニバースに関しての設計図は出来上がっているよう。その設計図はどの程度具現化されるのだろうか。（フロントロウ編集部）
