コツ1.肌の土台づくりがカギ
赤みのあるニキビをきれいにカバーする最大のポイントは、肌の土台づくり。メイクをする前にニキビのまわりを十分に保湿することで、メイクの粉ふきを予防し、なめらかなベースが出来上がるとメイクアップアーティストのネッシェル・ターナーは言う。
ちなみに、保湿する際は“オイルフリー”の保湿剤を選ぶのがオススメ。重い濃厚なテクスチャーの保湿剤は油分が多いためメイクがヨレやすく、また毛穴に詰まってニキビの原因になることもあるのだとか。
保湿をし終わったら、今度は化粧下地をつけること。ネッシェルは「プライマーは、肌の赤みや凹凸を抑えてコンシーラーを肌に密着させる。適切なプライマーを使えば、なめらかでマットな仕上がりになるだけでなく、油分の分泌も抑えてくれる」と勧めている。
コツ2.マット系のコンシーラーを選ぶ
さまざまな種類のコンシーラーがあるけれど、ニキビの赤みや色素沈着をきれいにカバーしたなら、マットタイプのコンシーラーを選ぶのがベスト。
メイクアップアーティストのミンミン・マは「コンシーラーは、クリームまたはリキッドタイプがニキビに最適。ただし、保湿力が高いコンシーラーは避けて」と忠告。
ネッシェルも同意見のようで「マットでクリーミーなコンシーラーは、必要なカバー力を発揮してくれるし、油分が少ないからメイクも1日中崩れにくい」と説明。一方で、ツヤ感のあるコンシーラーは、光をとらえてニキビをより目立たせたり、カバー力が物足りなかったりするため、ニキビにはあまり適さないともつけ加えた。
コツ3.ブラシでカバー力UP
ニキビの赤みやニキビ跡をきれいに隠したいなら、コンシーラーのカバー力を最大限に引き出してくれる「ブラシ」を使うのがオススメ。
コンシーラーをブラシにつけたら、トントンと優しく叩き込むように肌にのせていく。このとき、ネッシェルは「コンシーラーは、必ず少量から始め、必要に応じて量を増やしていくこと。はじめからたっぷり塗ると、厚塗り感のある野暮ったい仕上がりになるから注意して」と助言。
コンシーラーを塗り終えたら、ルースパウダーで仕上げ。だたし、ブラシでパウダーをのせると、ブラシの摩擦でコンシーラーが取れてしまうことがあるそうで、ネッシェルは「スポンジに(パウダーを)つけて押し付けるようにのせるといいよ」とアドバイス。
さらにメイクのキープを上げたい場合は、最後にセッティングスプレーをかけるのもアリ。コンシーラーが肌にピタッと密着し、1日中崩れ知らずのメイクが叶うと話している。
気になる赤ニキビをきれいにカバーするプロのテクニック。ニキビが上手に隠れず困っているという人は次回のメイクで試してみては。(フロントロウ編集部)