ザ・ウィークエンドが自称・助っ人の登場に困惑の表情
毎年1億人以上が視聴すると言われるNFLの頂上決戦、スーパーボウルのハーフタイムショーで圧巻のパフォーマンスを披露したシンガーのザ・ウィークエンドが、その舞台裏で助っ人を自称する人物に振り回される様子を収めた動画が「おもしろすぎる」と話題になっている。
今回、ザ・ウィークエンドにお節介な申し出をしたのは、スーパーボウルの放送局と同じCBSで放映中の人気トーク番組『The Late Late Show(原題)』の司会者で、俳優として映画『オーシャンズ8』や実写版『キャッツ』にも出演するコメディアンのジェームズ・コーデン。
「(助けを求めて)誰かに連絡した覚えはない。あの男が勝手に現れたんだ」と困惑するザ・ウィークエンドをよそに、“僕がハーフタイムショーを成功させる”と大張り切りのジェームズは、ダサい振り付けを提案したり、無意味な発声練習を行なったり、やりたい放題。
ハーフタイムショーは、文字通り、ハーフタイム(休憩時間)に行われるので、パフォーマンス中にボールが飛んでくるようなことはあり得ないが、ジェームズは「どんな邪魔が入ってもパフォーマンスを続行するため」と言って、歌唱中のザ・ウィークエンドに向かってアメフトのボールを投げる始末。
それまでなんとかジェームズの暴走に耐えてきたザ・ウィークエンドだったが、さすがに頭にきたのか、「僕が歌ってる時に彼ら(選手たち)はプレーしない!」とブチギレ。しかし、まったく意に介していない様子のジェームズに、最後は根負けするかたちで一緒にステージに立ち、例のダサい振り付けをノリノリで披露。このままハッピーエンドで終わるかと思いきや、ジェームズがスタジオを去るなり、「二度とあの男をここに入れるな!」と言い放つというオチで終わる。
一連のやりとりはもちろんすべてネタだが、ザ・ウィークエンドがこういった番組に出演するのは非常に稀ということもあり、全力でコントに挑む姿を新鮮に感じる人も多かったようで、なかには「普通にしゃべっているのを初めて見た」なんて人も。
ちなみに、2020年最大のヒット曲と言っても過言ではない「Blinding Lights(ブラインディング・ライツ)」や、水原希子がミュージックビデオに出演したことで話題になった「I Feel It Coming(アイ・フィール・イット・カミング)」を含む、全8曲を披露したザ・ウィークエンドのハーフタイムショーは、言うまでもないが、自称・助っ人のジェームズのサポートがなくても大成功を収めた。(フロントロウ編集部)