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ドナルド・トランプ元アメリカ合衆国大統領が全米映画俳優組合に辞表を提出。その中で、映画『ホーム・アローン2』や『ズーランダー』などへの出演経験について自慢げに触れた。(フロントロウ編集部)

ドナルド・トランプ元大統領と『ホーム・アローン2』

 ドナルド・トランプ元大統領は、破天荒な性格で知られ、在任中に発した数々の言動が多くの波紋を呼んだことで知られる。

画像: ドナルド・トランプ元大統領と『ホーム・アローン2』

 若かりし頃はアメリカのプロレスWWEに出演し、映画『ホーム・アローン2』や『ズーランダー』などの名作映画に出演するなどの活動をしていたことでも知られるトランプ氏。ところが2021年に入り、退任間際に過激派の支持者が連邦議会議事堂を襲撃した事件で、5人が死亡し警官60人以上を含む多数が負傷する事件が発生。

 一連の騒動を受けた『ホームアローン』のファンがTwitterで「映画『ホームアローン2』のトランプ元大統領のシーンを40歳のマコーレー・カルキンとデシタルで置き換えたらどう?」と呟き、マコーレー・カルキン本人がそれに賛同し、大きな賛否を呼んだ。

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ドナルド・トランプ、世間の反応にはお構いなし!

 しかし、当のトランプ元大統領本人には何一つ響いていないよう。

 先日、全米映画俳優組合(SAG)は議事堂での暴動を受けて、トランプ元大統領を組合から追放することを決定。トランプ元大統領はその報告を受け、大統領の退任後初めての声明文を発表した。

画像: ドナルド・トランプ、世間の反応にはお構いなし!

 「誰が気にするか!」と、SAGのガブリエル・カーテリス会長へ向けてしたためた辞表を公表したトランプ氏は、「私はあなたの仕事に精通しているわけではありませんが、私は、『ホーム・アローン2』『ズーランダー』『ウォール・ストリート』(※)などの映画での自分の仕事を誇りに思います。また、テレビ番組では、『ベルエアのフレッシュ・プリンス』、『サタデー・ナイト・ライブ』、そしてもちろん、テレビ史上最も成功した番組の一つである『アプレンティス』などがありますが、それもほんの一部です!」と自分の代表的な出演作を並べ立てた。

※2010年に公開された映画『ウォール・ストリート』でトランプ元大統領のシーンは、残念ながら削除されてしまっている。

 さらにトランプ元大統領は「あなたの組織は組合員のためにほとんど何もしていないし、私のためにも何もしていない」、「私はもうあなたの組合とは関わりたくない」、「この手紙は、私が全米映画俳優組合を直ちに辞職することをお知らせするものだ。あなたは私のために何もしてくれなかった」と書き連ねた。

 トランプ元大統領は1989年から組合に所属し、様々な映画に本人役として出演してきた。今回の声明は、ここ数週間で最も長い声明となっている。(フロントロウ編集部)

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