タイのバーガーキングがバレンタインシーズンに合わせて販売している期間限定ハンバーガーがどちらかというと不評。毒々しい見た目もさることながら、あの人気グループのフィーバーぶりに「便乗しようとしすぎているのでは?」と冷ややかな視線が向けられている。(フロントロウ編集部)

バーガーキングの「バレンタイン限定バーガー」

 ユーモアあふれる販売戦略がたびたび話題になるアメリカ発祥のファストフードチェーンのバーガーキング。

 2020年のバレンタインにはアメリカ国内の店舗限定で、別れた恋人の写真を持っていくと、“別れのボックス”と名づけられた箱に入った看板バーガーの「ワッパー」と交換してくれるという一風変わったキャンペーンを展開して注目を集めた。

 このキャンペーンは、当時全米公開されたばかりだったDCコミック映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』とコラボした企画で、「完璧なハーレイ・クインのスタイルでアンチバレンタインを祝福します」という煽り文句とともに、“アンチバレンタイン派”の人々のハートを刺激したが、2021年のバレンタインに合わせて、タイのバーガーキングで発売された限定メニューもなかなかパンチが効いたものだった。


毒々しい「ブラック・アンド・ピンクバーガー」

 2月2日から28日の期間限定で販売されているのが「ブラック・アンド・ピンク・バーガー(BLACK and PINK Burgers)」と命名された2種類のハンバーガー。

 黒いバンズの「ブラックバーガー」はダブルチーズバーガーをベースにグリルドオニオン、照り焼きソースがサンドされており、ピンクのバンズの「ピンクバーガー」は、サーモンパティを揚げたカツにチーズ、マヨネーズ、マスタードをサンドしたもの。

 CMを見る限り、なかなか美味しそうだが、すでに食べた現地の人の報告によると、毒々しい見た目に反して「味は普通」とのこと。


BLACKPINK人気に乗っかろうとしすぎている…?

 バレンタインのカラーリングでパッと思いつくのは恋愛を象徴するピンクや赤、もしくはチョコレートから連想されるブラウンで、あまり黒といった印象はないが、バーガーキングが「ブラック・アンド・ピンク・バーガー」を発売した裏には、もしかして、現在欧米でも大旋風を巻き起こしている韓国発のガールズグループ、BLACKPINK(ブラックピンク)の人気にあやかりたいという下心があったのではないかとウワサされている。

画像: BLACKPINK人気に乗っかろうとしすぎている…?

 「AND」をあえて小さくしたロゴの雰囲気からも、「ん?」と思った人もいるかもしれないが、これは、だいぶ寄せているのではないかとSNS上で話題に。

 メンバーのリサはタイ出身で、BLACKPINKはタイでも大人気だけど、バーガーキングが、それに「あやかろうとしているのが見え見え」だと、ちょっとした笑いの種になっている。

 「ブラック・アンド・ピンク・バーガー」は、BLACKPINKとの提携で発売されたわけではまったくないけれど、ファンたちの間では「関係はなくても食べてみたい」といったポジティブな意見もたくさん見られる。(フロントロウ編集部)

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