多くの人がやっている、朝起きた時のスマホチェック。止めたほうが良いかもしれない。(フロントロウ編集部)

寝起きのスマホチェックが及ぼす影響

 携帯電話がガラゲーからスマホに代わり、人々のコミュニケーション方法は大きく変わった。コミュニケーションアプリや様々なSNSを使う人は多く、スマホを四六時中使ってしまっている人は多いのでは?

 そして、なんでもできるスマホだからこそ、朝起きて身体を起こす前から、まずはスマホチェックをしている人も少なくないはず。しかしその習慣、止めたほうが良いかも…。

 イギリスの国民保健サービスNHSの外科医として働き、健康に関する様々なアドバイスをTikTokで配信しているラジ医師は、TikTokフォロワー約300万人を誇り、最近ではテレビ出演もしている。そんな彼は、起きてすぐに携帯電話をチェックするのをやめるべきだと話す。

 「人が朝起きた時には、寝ている時の脳のデルタ波から、シータ波に切り替わる。私たちにはこのシータ波が必要。これは、学習、記憶、問題解決を助けるものだから。でももし君が起きてそのまま携帯電話でSNSやメッセージなどをチェックすると、シータ波を飛び越して高いストレスのベータ波にいってしまうんだ。このような変えられた脳波のパターンは、君の残りの1日のパフォーマンスに影響を及ぼすよ!」

 なんと、朝の携帯電話およびスマホチェックは、その1日に悪影響! この朝のスマホチェック習慣を止めるには道具などは必要なく、ただ必要なのは止めるという強い意志だけ。頑張ってみたほうが良いかもしれない。

就寝中に枕元にスマホも危険

 また、寝ている間に近くにスマホを置くこと自体、止めたほうが良いかもしれない。

 スマホをアラーム代わりに使っていたり、寝つくまで音楽をかけていたりする人も多いけれど、2019年のカザフスタンでは、就寝中だった14歳の少女が、枕元に置いたスマホが原因で亡くなるという痛ましい事故が起こった。

 少女はスマホを充電しながら音楽をかけていたのだけれど、バッテリーがオーバーヒートし、爆発。その結果、少女の頭に深刻な外傷を与え、それが彼女の死に繋がったとみられている。

画像: 就寝中に枕元にスマホも危険

 また、最近ではワイヤレスイヤホンを使う人が増えているけれど、ある男性は、コードつきのイヤホンをスマホにつなぎ、スマホは充電中で、さらにその充電ケーブルを延長コードにつなげた状態で使用していたところ、感電死するという事件が2020年2月にタイで発生している。

 その他にも、使用中でないスマホが突然発火するといった事件がインドで起こったことも。

 スマホは日常生活には欠かせないけれど、使いすぎないようにし、調子が悪くなれば点検するなど、使い方には気をつけたい。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.