Disney+ (ディズニープラス)で配信中のドラマ『ワンダヴィジョン』のショーランナーを務めるジャック・シェイファーが、2021年に公開予定のマーベル映画『ブラック・ウィドウ』についてコメント。(フロントロウ編集部)

マーベル作品『ブラック・ウィドウ』と『ワンダヴィジョン』

 『ブラック・ウィドウ』は、MCUの『アベンジャーズ』シリーズでスカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフことブラック・ウィドウを主人公にした映画。2021年公開予定の本作は、謎多きヒーローであるナターシャの生い立ちや、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』に繋がる様々な真実が明かされる。

 対する『ワンダヴィジョン』はMCUを生んだマーベル・スタジオ初のドラマシリーズとして大きな注目を集めている作品で、2019年公開の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のワンダとヴィジョンを描いている。

 そんな『ワンダヴィジョン』でショーランナー兼脚本を担当したジャック・シェイファーは、『ブラック・ウィドウ』は『ワンダヴィジョン』よりも脚本を書くのが難しかったと米SYFY Wireで告白。

『ブラック・ウィドウ』の脚本が『ワンダヴィジョン』より難しかった理由

 ジャックは『ワンダヴィジョン』について「『これはMCUのシットコム』というクレイジーな世界観が気に入っていた。信じられないほど挑戦的なことだったけれど、私にとってはやりがいがあった」と語った。

画像: 『ブラック・ウィドウ』の脚本が『ワンダヴィジョン』より難しかった理由

 続けて「(映画『ブラック・ウィドウ』では)よりストレートなスーパーヒーローの物語を作るのは難しいと感じた。『ワンダヴィジョン』執筆の際は、私と脚本家の頭の中のすべての部分をフル稼働させていたけれど、(『ブラック・ウィドウ』では)つかむのが難しかった」と明かした。

 彼女が、ドラマ『ワンダヴィジョン』の脚本を楽しんで制作したという形跡は、作品を視聴した人なら誰でも感じることができる。これまでにない「MCU×シットコム」という大胆な設定ながら、細部にわたって作り込まれている世界観には、目を見張るものがある。

 一方、公開を控える『ブラック・ウィドウ』は、MCUでナターシャの迎えた切ない結末を鑑みるに、「楽しい」とだけは言い切れない感情があったはず。MCUシリーズの世界観を守りながらナターシャのキャラクターを深掘りしていく作業は、さぞ大変だっただろう。

 MCU新作映画『ブラック・ウィドウ』は2021年4月29日に劇場で公開予定。(フロントロウ編集部)

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