少女とライオンの友情を通して缶詰狩りという問題が映し出される映画『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』。2月26日より劇場公開される本作でミアの母親アリスを演じたメラニー・ロランのインタビュー映像をフロントロウにて独占解禁。

『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』とは

 映画『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』は、ライオンファーム経営のために家族で南アフリカに移った11歳のミアと、ファームに誕生したホワイトライオンのチャーリーの友情を、映画『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』など多くのドキュメンタリー作品を手掛けるジル・ド・メストルが、動物研究家で保護活動家のケヴィン・リチャードソンの協力を得て、3年を超える年月をかけてCGなしの圧巻の映像で完成させた作品。

画像: 『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』とは

 主人公のミアには、300人以上が参加したオーディションから抜擢されたダニア・デ・ヴィラーズ。また、ミアの母親アリスには、幅広い役柄をこなし、近年では映画監督としても才能を発揮している俳優メラニー・ロランを起用。

 世界57ヵ国で上映されてヒットを記録した本作では、ロンドンから遠く離れた南アフリカに引っ越して家族に対して不満を持つミアが、ホワイトライオンの赤ちゃんのチャーリーと絆を深めるのだけれど、父親がじつはファームで育てたライオンを「缶詰狩り」の業者に売っていたことを知り、野生保護区を目指してチャーリーと旅をする。

 野生動物を娯楽目的で狩るトロフィーハンティングは、エド・シーランをはじめ多くのセレブが反対する問題だけれど、なかでも、人工的に繁殖させた動物を囲いの中に放って狩猟する「缶詰狩り」は、動物愛護家だけでなく、「フェア・チェイス(Fair chase)」の精神と倫理性が欠けるといった観点でハンターからも批判が集中している。

『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』あらすじ

ライオンファーム経営のために家族で南アフリカに移った11歳のミアは、心に病を抱える兄・ミックにかかりきりの母、 仕事に追われる父の中で、孤独を感じていた。南アフリカでの生活に馴染めない日々が続く中、クリスマスの日に ファームにホワイトライオンのチャーリーが生まれた。初めは心を閉ざしていたミアだったが、まとわり付いてくる小さな チャーリーの世話をし、共に成長していくうちに互いに特別な友情で結ばれていくー。

3年の時が過ぎ、チャーリーの存在はファームにとっても観光客を呼べる重要な存在となっていた。そんなある日、 ミアは父親が隠していた驚きの事実を知る。 父親は囲いの中で野生動物をハンティングする「缶詰狩り」の業者にファームで育てたライオンを売っていたのだ。 チャーリーを救うため、ミアはあらゆる危険に立ち向かいながら、ティムババティ野生保護区を目指し、南アフリカを 横断しようと試みる。

ミアの母親アリスを好演したメラニー・ロランのインタビュー映像を独占公開

 そんな『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』より、主人公ミアの母親アリスを好演したメラニー・ロランの撮影現場での様子や、インタビューが収められた映像が到着。

 CGなしで3年以上をかけて撮影された本作。メラニーも子どものホワイトライオンと触れ合っており、愛おしそうな顔でライオンの子供をなでる様子が映し出されている。

 ケージの中には10頭ほどのライオンがいて、最初は怖かったと語るメラニーだけれど、10頭のライオンと触れ合う機会は二度とないと思い、自らケージの中に入ることを申し出たそう。ケージの中では、ライオンアドバイザーのケビンに言われた通りライオンの脚をにぎって仰向けにしてお腹をなでであげたそうで、「ネコみたいだった。ライオンの息づかいやにおいを感じた。甘えてきてすごく愛らしかったの」と笑顔で当時を振り返った。

 ライオンとの交流を楽しんだメラニーだったけれど、大人になったライオンとの共演シーンでは、「心臓が止まるかと思った。そこにいた誰もが命の危険を感じたと思う。怖かった」と明かす。家の目の前でライオンが座る中、メラニーがドアを開け、ライオンが反応したらドアを閉めて家の中に戻るという撮影なのだけれど、撮影前から、「安全対策はしないの?」と不安そうな顔を見せる。完成したシーンではメラニー演じるアリスが悲鳴を上げるのだけれど、その悲鳴は演技ではなかったかも!?

 映画『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』は、2021年2月26日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開。(フロントロウ編集部)

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