透明ファンデやハイライターで大人気のコスメブランド「ベッカ・コスメティクス(Becca Cosmetics)」が9月末でブランドを閉鎖すると公表。新型コロナウイルスの影響により事業の継続が難しくなったとみられる。(フロントロウ編集部)

ベッカ・コスメティクス、9月末で販売終了

 アメリカの化粧品企業、エスティ ローダー グループの傘下であるメイクアップブランド「ベッカ・コスメティクス(Becca Cosmetics)」が24日、今年の9月末をもってブランドを終了すると発表。ブランド閉鎖に伴い、各取り扱い店舗やオンラインショップの在庫がなくなり次第販売を終了すると明かした。

 ブランド終了の理由について、ベッカは公式インスタグラムで「新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な影響にともない数多くの課題が積み重なった結果、残念ながら当社の事業は耐えられなくなり、2021年9月末をもってベッカブランドを閉鎖するという悲痛な決断を下さなければならなくなりました」と語っている。

数々のヒット商品を生み出したベッカ・コスメティクス

 2001年にオーストラリアで誕生したベッカは、主にファンデーションやコンシーラー、ハイライターなどのベースメイクを主力としたコスメブランド。

 ベッカは、これまでにさまざまなヒット商品を生み出しており、なかでもブランドを代表するアイコニックなアイテム「BECCA シマリングスキンパーフェクター」は、パウダーハイライトとして圧倒的な人気を誇っている。実際に、2019年に米調査会社The NPD Groupが行なった調査によると、ベッカは“アメリカで最も売れたパウダーハイライター”だと報告されている。

 2020年には“無色透明”のファンデーションを発売。常識に囚われない斬新な製品づくりが大きな話題を呼び、当時海外では発売前から使ってみたい!という声が続出するほどの盛り上がりを見せた。

 また、過去に数々のインフルエンサーや人気セレブとのコラボも成功させており、人気Youtuberのジャクリーン・ヒルやトップモデルのクリッシー・テイゲン、リアリティスターのクロエ・カーダシアンのほか、最近ではHBOドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』で一躍有名になった女優のバービー・フェレイラをブランドアンバサダーに迎えている。

 今回のブランド閉鎖の発表を受け、多くのファンからは感謝と惜しむ声が多数寄せられており、ベッカの公式ツイッターには「ベッカはメイク業界を変えてくれた。あれがなければ誰もハイライターなんて使おうと思わなかった」や「ベッカが閉鎖するなんて信じられない!私たちの多くはシャンパンポップのハイライトで個性を表現してきたのよ。あれがなくなるなんて、私たちはどうなっちゃうの?」といったコメントが殺到している。

 ベッカ・コスメティクスは、日本からも購入することができ、米コスメ通販サイトのセフォラ(Sephora)やビューティーリッシュ(Beautylish)などで入手可能。9月末以降は在庫がなくなり次第販売を終了するため、気になる人は完売する前に早めにゲットしてみては。(フロントロウ編集部) 

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