俳優でコメディアンのジェイソン・サダイキスがフーディーというカジュアルな格好で第78回ゴールデン・グローブ賞に臨んだことが話題に。その理由が心あたたまるものだった。(フロントロウ編集部)

ジェイソン・サダイキスの「衣装」が話題に

 Apple TV+のドラマ『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』に主演している俳優でコメディアンのジェイソン・サダイキスが、現地時間2月28日に開催された第78回ゴールデン・グローブ賞でコメディ/ミュージカル部門の主演男優賞を受賞。

 受賞スピーチでは、「控えめな意見として、僕は共に演じた人が最優秀俳優だと思っています。なので、この番組で共に演技をする機会を得た全員を祝福したいと思います。彼らは素晴らしかったですから。彼らは僕をベストにしてくれるか? そうではありませんが、彼らは僕をより良くしてくれるという事実があります。自分以上の存在に、自分でなれると思っていた以上の存在にしてくれ、できると思っていたこと以上のことが実現するのです」と、共演した俳優陣を祝福し、感謝を述べたジェイソン。しかしながら、彼の受賞はスピーチの内容以上に、その格好に注目が集まることに。

 なぜなら、彼はタイダイのフーディーを着て授賞式に出席したから。

 今年のゴールデン・グローブ賞授賞式は新型コロナウイルス感染防止のため、リモートでの開催に。多くの俳優たちがホテルやそれぞれの自宅から授賞式に出席しつつも、授賞式というフォーマルな場に顔を出すため、従来の授賞式通り、ほとんどの俳優がフォーマルな衣装で臨んだ。

ジェイソンがパーカーを着用した理由

 そんななか、『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』のシーズン2を撮影中のため、英ロンドンのホテルから授賞式に出席したジェイソンがこの日の衣装に選んだのは、「forward.」という文字が書かれたフーディーだった。

 まさかのチョイスで授賞式に臨んだジェイソンに、ファンの間では“チャリティのためでは”、“次回作のプロモーションでは”などと様々な憶測が広がっていたなか、ジェイソンはその理由について、レポーターに「家族のプライドです」と説明した。

画像: ジェイソンがパーカーを着用した理由

 ジェイソンが着用したのは、実はきょうだいであるクリスティン・サダイキスが創業したブランド「FORWARD__Space」のもの。「あなたにご兄弟がいるかは分かりませんが、彼らが自分の信じる何かをしている時には、それを奨励するわけです。それはプロダクトプレイスメントではありません」と、あくまでもきょうだいをサポートするために着用したに過ぎず、番組などでスポンサーになっている企業の商品を使用して宣伝する、“プロダクトプレイスメント”の手法を使ったわけではないと説明した。

 ジェイソンは続けて、「自分が気にかけている人が、クールなことや興味深いことをしていたら、彼らをサポートするべきなのです。これはそうしたものと変わりません」と語った上で、「今回が最も適切な機会だと感じたのです」として、大勢の人々の目に留まってもらうため、ゴールデングローブ賞の授賞式という大舞台でこのフーディーを着用することにしたと明かした。(フロントロウ編集部)

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